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またどこかで会えた時は、もっと楽しくおしゃべりがしたい。もっといろんな場所で遊びたい。一緒に川を見たい、野原を歩きたい、街へ行ってもいい、私の知らない場所に案内してほしい。寒くなったり暑くなったりしたい。いつかみたいにゆっくりとカフェでお茶を飲みたい、だらだら氷を噛んで、あなたが分厚い本を両手でぐーっと広げてくれて私がそれをブレないように脇を締めてデジカメで写真に撮る。いつかみたいに甘い物を作って食べたい、映画を観たい、お互いの恋の話とかをしたい、六角レンチで家具を組み立てながら。

もっと優しくできたらよかった。
あなたにとても親切にすることができなかった。
誰かに対して、”少し”親切にすることは簡単だと思う。だって知り合いじゃなくてもできる。
でも"とても"親切にすることはすごく難しいと、恥ずかしいけど初めて知った。
”とても親切にする”は、相手のことを好きだからできるとか、長い付き合いだからできるとか、そんなわけはなく、"とても親切にする"ために要るのは自分自身に余裕があるかどうか、時間、体力、経済とか、そういうことが。
私時間がなかった。
私は一日が終わると疲れて眠るしかできなかった、朝起きると眠っているあなたの顔を見てうらやましいなと思ってそしてまたすぐに家を出た、本当はあなたの方が私よりもいつもずっと疲れていたのに。

今日写真をおくってくれて嬉しかった。
その土地はどうですか?
さむいですか?
不自由していませんか?
話し相手はいますか?





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