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●完全版:5/30(月)◆日本産「海苔」を、絶滅させてたまるか。おむすびや佃煮などで馴染みのある「海苔」ですが……

【注】
下記の文章は、前半のみですが、もし100%掲載の「完全版」
をご希望のかたは、お求め下さい。毎回、後半部分が、真髄です。
山田の熱い思いが綴られています。

難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。



◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆

ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2022年5月30日(月)号

No.4336

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2つの
配信スタンドから合計約5200部を発行。
(日曜のみ休刊)

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、
上部に[PR]と記載した広告が掲載され
ますが、当方とは無関係です。

◆◆━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や
『危険な食品』(宝島社新書)などの著
者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配
信。食べものだけでなく、人としての生
きかたを考えます。なんともユーモラス
な文体が人気のようで……。





本日の「完全版」は、100%掲載です。
山田のすべてを、受け取って下さい。

本日の「短縮版」は、省略しています。
でも、人生のヒントになれば嬉しいです。




やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。





▼本日の目次▼

【1】

本日は、電子書籍「社会の裏側!」の新作
原稿です。後日、公開する予定。
(隔週月曜日に、ここで発表しています)

今回のタイトル
↓↓↓

日本産「海苔」を、絶滅させてたまるか!






==================

【1】

本日は、電子書籍「社会の裏側!」の新作
原稿です。後日、公開する予定。
(隔週月曜日に、ここで発表しています)

~本日の「短縮版」のほうでは、前半だけ
を掲載しておりますので、ご了承下さい~

==================



今回のタイトル
↓ ↓ ↓
__________________

日本産「海苔」を、絶滅させてたまるか!

~おむすびや佃煮などで馴染みのある「海
苔」ですが、とくに菜食中心の人にとって
は欠かせません(理由は本文で)。しかし、
なぜ近年、驚愕(きょうがく)不作になっ
たのでしょう~

__________________

【目次】……と言うより、レジメのように
内容を記載しておりますので、これだけで、
およその概要が分かるかと思います。





★(第1章)

46年ぶりの「海苔不作」だと言いますが、
いま、何が起こっているのでしょう。じつ
はこの「海苔」は、とくに菜食中心の人に
とっては、いのちに関わるほど大切なもの
なんですね。なぜなら……

★(第2章)

「昨年まで海苔の卸しを主力とした乾物屋
(かんぶつや)をやってました。海苔に限
らず、今後どんどん日本の伝統食材は姿を
消すと思います」……という声を、どう
見ますか……

★(第3章)

「海苔」の成長が止まる海水温度というの
があります。それが何度かと言いますと…
…。しかも、海水があまりにも綺麗になり
すぎて、「海苔」たちにとっての栄養分が
少なくなった……

★(第4章)

菜食や菜食に近いかたに、絶対に食べてほ
しい理由とは。そうでないと、貧血になっ
て、顔色が青白くなったりします。それに
精神的な不調を引き起こすことにもつなが
りかねませんしね……







★(第1章)

46年ぶりの「海苔不作」だと言いますが、
いま、何が起こっているのでしょう。じつ
はこの「海苔」は、とくに菜食中心の人に
とっては、いのちに関わるほど大切なもの
なんですね。なぜなら……



山田クンの、ある朝の食卓光景を、隠しカ
メラで、ちょいと撮(と)ってみました。

(これ、ぼくのことです。他人様[ひとさ
ま]じゃありませんので)。

お、いま、何やら旨(うま)そうな顔をし
て大きな口を開け、「黒い紙」をバリバリ
とかじっていますぞ。

……やはり、ねえ。

いつも、頭の中身は少し変わっているとは
思っていたのですが、ふだん食べるものま
でも、変わっていたのですなあ。

お、でも、よく見ますと……。

なんだ、あの「黒い紙」は……「海苔
(のり)」なのじゃ……ありませんか。

紙じゃなかった……。

どうりで、まさか、あの山田クンでも、黒
い紙に醤油を付けて口には入れないでしょ
うしね。

納得です。

いつも食卓に、あの黒い紙を……いや「海
苔」を置いているのを見ますと、きっと、
それなりの理由があるのでしょうね。

★★★

まあ、隠しカメラで、ぼくの食事光景を、
しっかり見られたのでは仕方ありません。

白状します(笑)。

そう、ぼくにとっては、この文章の後半
でその理由を述べますが、「海苔」が必需
食なのです。

なにしろ、1日に「1回か2回」しか食事
をしませんので、毎回の食事は。文字通り
「真剣勝負」。

そこらへんの人たちのように、「おい何か、
そこらでメシでも食うかあ……」という
わけにはいきません。

だから、その食卓には、雨が降ろうが槍
(やり)が降ろうが、毎回欠かさないもの
が載っているんですね。

その一つが、何を隠そう、この「海苔」
たち。

小さく切った2枚の「海苔」が、いつもお
皿の上に載っており、それらをいつも眼を
細めながら、巻きご飯にして、いただいて
おります。

★★★

磯(いそ)の香り。
歯ごたえ。
色の良さ。
栄養満点。

もう、たまりませんなあ(笑)。

もちろん、毎回いただくのは、「国産海苔」
です。

いくら安くても、衛生上いろいろと心配の
ある「韓国産海苔」など、トンデモナイ。

なにしろ、●●で育つものですからね(●
●は、下記の設問をご覧下さい)。

その海水が汚れていたのでは、逆に怖(こ
わ)くなります。

でも、この「日本の国産海苔」が、ここ近
年、さまざまな理由で、日本国内では穫れ
なくなっている。

これ、ぼくにとっても、一大事です。

「海苔」生産者の高齢化や減少も進んでい
ますので、ひょっとすれば、このままでは、
日本の農業や漁業と同様、「国産海苔」が
店頭から消えてしまう日が来るのかもしれ
ません。

ぼくは、大いに危惧しております。

★★★

いま、なにしろ46年ぶりの不作だと言い
ますしね(2022年5月現在)。

これは、ちょっとやそっとの小手先だけで
は、もうどうにかなるものではありません。

いったい、何がこの「海苔」に起こってい
るのでしょうか。

そして、ぼくたちに、改善する方法がある
のでしょうか。

先述しましたように、じつはこの「海苔」。

ほかの食べものとは異なり、この存在自体
が、とくに菜食中心の人にとっては、いの
ちに関わるものなんですね(ちょっと大げ
さかな)。

でも、それぐらい、この「海苔」の存在が
大切になっています。

なぜそうなのかという理由については、後
半で述べることにします。

★★★

でも、この「海苔」は、考えて見れば、な
んとも奇妙な食べものですよね。

先ほど述べたように、一見、「黒い紙」に
見えますし……。

外国では以前、この「海苔」は、「ブラッ
クペーパー」と呼ばれていたことがありま
した。

そのままですよね。
黒い紙……(笑)。

でも、最近は、日本食ブームもあってか、世
界中で食べられるようになっております。

現在、この「海苔」を養殖して育てている国
は、日本、中国、韓国、イギリス、ニュージ
ーランド、です。

★★★

でも、昔からこの「海苔」を食べ続けてきた
国は、上記の最初の4か国。

ただ、イギリスでは、一般的な食べものじゃ
なく、食べかたもかなり日本とは異なって
いますので、まあ、日本、中国、韓国の3か
国あたりが主な国と言っていいでしょうね。

東アジアの「3国だけ」だなんて、なんか
不思議ですよね(笑)。

だから、もし「海苔」を日本人が今後も食
べ続けようとすれば、日本人のぼくたちみず
からで、その改善策を考えるしかないでしょ
う。

外国からの黒船は、間違っても、やって来
るはずもありません。

だって、この「海苔」を食べている外国人
は、そう多くはない。

今回も、この「海苔」を見ることで、ぼく
たち自身が問われているのだと考えたいで
すね。

「海苔」の状態を見れば、日本の状態が見
える……(笑)。



★(第2章)

「昨年まで海苔の卸しを主力とした乾物屋
(かんぶつや)をやってました。海苔に限
らず、今後どんどん日本の伝統食材は姿を
消すと思います」……という声を、どう
見ますか……



ところで、この「海苔」の現状を憂(うれ)
える声が、ネット上にも、かなり載ってい
ました。

中には、かなりの専門家もいらっしゃって、
廃業したという深刻な声もあったりして、
うん、分かるよなあ……という内容も多く
ありましたね。

いくつかを……(本文ママ)。

【1】

「昨年まで海苔の卸しを主力とした乾物屋
(かんぶつや)をやってました。

とても将来が明るいと言えるような状態で
はなく、コロナでの外食不振も相まって、
廃業を決めました。

海苔に限らず、今後どんどん日本の伝統食
材は姿を消すと思います。

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