見出し画像

●完全版:2/19(月)◆単行本のための書き下ろし。数回に分けて掲載。「日本食」が世界を平和にするこれだけの理由(序章)



難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全世界の人たちの顔を「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。
(メルマガ短縮版の無料登録→ https://bit.ly/2HCV8zf)





◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

2024年2月19日(月)号
No.4830

毎朝、早朝5時に、全世界に向けて2つの配信スタンドから、
合計約5200部を発行(日曜のみ休刊)

創刊日:2004/10/5

【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。
◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島
社新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理
学会員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけ
でなく、人としての生きかたを考えます。なんともユーモ
ラスな文体が人気のようで……。



本日の「完全版」は、100%掲載です。

本日の「短縮版」は、後半の大半を省略しております。

(毎回、後半部分に大切なことを書いている場合が多いため、
もし全文をご希望のかたは、後述のnoteをご利用下さい)。

本日も1日、お元気で!



やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。

空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、ぼくはいつもその
方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。



▼本日の目次▼

【1】

本日は、出来たてホヤホヤの「新作原稿」です。
(隔週月曜日に、この欄で、本邦初の原稿を発表しています)

【注】今回は、単行本にするための書き下ろし原稿です。数
回に分けて、初掲載します。(「短縮版」では前半だけ)

【2】

あなたやあなたの家族をいのち懸けで救う、山田博士作品集。

まだご覧になっていないかたのために、先日の内容を、再度、
案内しています。

◆「プチ脳梗塞」を防ぐ“一増四減一禁”の黄金則。 いまや、
40代の4分の1がこの症状だ!

(即実践・第19話)

【今回は、期間限定ですが、「衝撃価格」で、お譲りします】



【1】今回のタイトル

===========================

「日本食」が世界を平和にするこれだけの理由(序章)

~世の指導者たちよ、武器を捨てよ、人の心を持て。報復の
繰り返しが、双方の人民たちを涙漬けにし、もはや勝者も敗
者もない。真の統治者たる者は、数千年間も、国内で分裂も
せず平和を続けてきた日本の歴史の素晴らしさを学ぶべきじ
ゃないのか。そしてその基盤には、「日本食」があることを~

===========================

【注】今回は、単行本にするための書き下ろし原稿です。数
回に分けて、初掲載します。(「短縮版」では前半だけ)



【目次(概略でもあります)】

★序章-1

世の指導者たちよ。武器を捨てよ、人の心を持て。いつまで
君たちは、武力というそんな愚かな戦争行為を続けるつもり
なのだ? 「日本食」がなぜ社会を平和にするのか……

★序章-2

いただきます、ごちそうさま……の美学。「日本食」が平和
を作るとは、いったい、どういうことなのか……

★序章-3

「古事記」に見る日本人の自然観が、環境を優しく守り、い
まの「日本食」へと続き、そして日本国内を平和に保ってき
た……







★序章-1

世の指導者たちよ。武器を捨てよ、人の心を持て。いつまで
君たちは、武力というそんな愚かな戦争行為を続けるつもり
なのだ? 「日本食」がなぜ社会を平和にするのか……



一度立ち止まって、世界史を振り返ってみるがいい。

武器で相手を倒したあと、相手が納得しない限り、必ず、そ
の報復を受けて双方ともが滅びてきた厳然たる世界史を。

そして双方が滅んだあとには、ぺんぺん草さえ生えない廃墟
が広がっている。

欧州しかり、中近東やアフリカしかり、中国しかり。
みなその繰り返しだ。

王朝が倒れ、また別の王朝が生まれる。
そして、また倒れ……。

そのたびに、人民の多くの涙粒が大地にこぼれ落ち、世界は
何の進歩もなく、過去の●●を引きずっている(●●は、あ
との「設問です」をご覧下さい)。

そうした悲しい事実を見ても、君たちは、まだ、そんな愚か
で無駄な行為を、未来永劫、今後も続けるというのか。

★★★

現在の、「ロシアによるウクライナ侵攻」しかり。
そして、「イスラエルとハマスとの戦い」しかり。

そして、その影響は、けっして人間だけじゃないのだ。

人間といっしょに暮らしてくれていた愛すべき犬や猫、馬、
牛たち、そして周辺の海で、人に寄り添うように健気(けな
げ)に棲(す)んでくれていた小さな魚たちも、すべてい
なくなる。

そうだ、戦争とは人間だけの問題じゃない。

環境破壊そのものでもある。

二酸化炭素うんぬんどころの騒ぎじゃなく、地球そのものが
壊れてしまう。

たとえ、いま陰でカラ笑いをしている武器商人たちでさえ、
自分の生まれた故郷が消え、昔の思い出がすべて無くなると
いう悲しい現実に、目を背(そむ)けていいのかどうか。

★★★

だけど、日本の歴史には、欧米や中国の歴史とは根本から
違う時間が流れている。

そのことに、いまこそ、気がついてほしい。

なぜ、日本のパスポート(旅券)が、外国で尊重されるのか。

もし経済力のせいだけであれば、アメリカのほうが経済力は
日本より上だが、アメリカの旅券は人気がない。

日本旅券は、ピザ無しで入国できる国の数が一番多いのだ。

いったい、なぜなのか。

ぼくたちの先祖サンたちの努力の賜物(たまもの)であるこ
とはもちろんだが、よく考えてみれば、世界のほぼすべての
国と互いに友好な関係を持っている国は、日本以外にない。

今回のウクライナ戦争などのせいで、少々、今後の雲行きは
怪しいが、ロシアにも、それに中国にも、もちろんアメリカ、
欧州諸国、アラブ、イスラエル、パレスチナなどにも、同時
に平等な関係を持ち続けている。

★★★

なぜなら、日本から外国へ侵略戦争をけっして仕掛けないと
いうことを、どの国もよく知っているからだ。

そして、日本の過去の歴史をよく知っているからだ。

そのため、いまこそ、日本の出番があるのだと、思う。

いや、世界中が日本の発信を待っているはずだ。

日本の歴史は、欧米や中国とは180度異なっている。

日本では、互いの意見を聞いたり相手を思いやるという「和
の精神」が根底に流れている。

そのため、もはや争いは必要がないのだ。

しかも日本は、世界に現存する「唯一の古代国家」でもある。

当時の日本語を、いまの日本人は操っているのだが、つまり、
現在の日本語は、原始時代の価値観をたっぷり詰め込んだタ
イムカプセルでもあるわけだ。

ある程度の大きさを持った、そんな国が、世界のどこにある
だろうか。

★★★

確かに、日本の縄文時代に世界各地に存在していたケルト人
やアボリジニ(オーストラリアの先住民族)たちは、いまも、
世界にいることはいる。

でも、そのすべては、国土と国家を持っていない。

しかも日本という国は、そのような原始時代から続く民族で
ありながら、けっして弱小国ではない。

なんと1億人以上の人口を持ち、世界で6番目の広さの海洋
面積(約447万 km2)を持ち、しかも国土面積も約37万
8,000km2もある、堂々たる存在の国家なのだ。

そんな国が、世界のどこにあるだろう。

しかも、技術的にも文化的にも経済的にも、世界に冠たる国
家でありながら、この数千年間、国内では分裂するような
大きな争いもなく、常に一つにまとまって外国の侵略にも
みんなで対峙(たいじ)してきた。

★★★

なぜ、こうしたことが可能なのか。

このような日本という国の存在を、世界は改めて学ぶ必要が
あるのじゃないか。

いつまでも、同国人同士が殺戮(さつりく)しあってきた世
界史は、もうストップすべきだ。

そのような行動からは、何も生まれない。

そのような残酷な記述が満載された「世界史の教科書」など、
ぼくは二度と見たくはない。

そして、こうした平和が日本で続いてきたのも、じつは、そ
の大きな原因として、日本人の心と体の健康がしっかりと存
在していたからだ、という事実。

日本人のほとんどが病人であれば、とても不可能なのだ。

そして、人のいのちにとって一番大切なものが、ふだんの食
事である。

食が無くては、人は1日たりとも生存できない。

その食が、そして農業が基盤にあり、そしてその上部構造と
しての文化や政治、経済が成り立つ。

日本人が過去、ずっと食べ続けてきた、そんな日本食が、い
ったい、なぜ生まれ、なぜ、いまの日本のような平和な社会
を作ってきたのだろうか。

今回、そのあたりを、深く、述べて行きたい。

★★★

日本のアニメなどが世界で人気であることは、誰しも知って
いる。

でも、こうした文化が生まれたのも、先述したように、日本
国内が過去ずっと平和な社会として安定していたからだ。

国内がいつも分裂し、統治者が次々と相手を武力で倒してい
たならば、けっして現在の日本のような国家は、世界に誕生
していなかっただろう。

日本人全員が健康で文化的な暮らしをし、互いの存在を尊重
できる社会。

だからこそ、こうしたアニメ文化なども発達してきたわけだ。

もちろん、現在の日本には、どこの国もそうであるように、
敗戦後、外国からの影響によって、過去の姿からかなり逸脱
(いつだつ)しているものがあるのは、事実だ。

本来、日本人が食べるべきものを食べず、自分から倒れてい
る者。
そして、自分の利益しか考えない人間たち。

そういう人が増えているのも事実だろう。

でも、それらは、ぼくたち日本人みずからが改善して行く
しかない。

未来の子孫たちのために……。

★★★

日本では、過去からいままで、「武力じゃない方法」で国を
治め、平和を続けてきた。

たとえ戦闘となっても、絶対に非戦闘員を巻き込まないとい
う日本人の考えかた。

それは、過去から現在まで一貫している。

あの、天下分け目の「関ヶ原の戦い(慶長5年、1600年)」
であっても、そこで戦ったのは、なんと「武士同士」だけだ。

つまり、互いが武器を持った者同士の戦いだったのだ。
そして、その戦場も、けっして住民たちが暮らしている町や
村ではない。

女性や子どもやご老人たちが暮らしている場所とは遠く離れ
た「原っぱ」だったのだ。

この事実を知れば、欧州の人たちはショックを受けるだろう。

欧州での戦争では、たとえばドイツの「30年戦争(1600年)」
を見ても、なんと同国の3分の2の人口が殺されたのだから
(1800万人から700万人に減少してしまった)。

日本での関ヶ原の戦いでは、東西両軍を合わせて約17万人
の武士同士が戦い、わずか半日の戦闘で約8000人の死者が
出て終わった……と言われている。

つまり、日本の歴史を変えるほどの戦闘であっても、場所は
原っぱで、わずか8000人の武士の死者で収まったというわ
けだ。

欧州人たちが驚くのも無理はない。

★★★

天下分け目のそのような、兵士同士の戦いが、欧州や中国な
どで、一度でもあっただろうか。

必ず、多くの住民たちのほうが多く殺されている。

現在は21世紀だが、いま、大勢の住人たちを人質(ひとじ
ち)にしながら戦っている「イスラエルとハマスの戦争」。

そして、病院の患者たちが人質になっているということで、
平気で「病院を空爆」するという残虐さ。

しかも、そのような残虐な行為を、世界の誰も止めることが
できない。

国連さえも、常任理事国の互いの思惑のためもあって、一歩
も身動きができない。

こんな世界を、戦後の人類は、目指してきたのだろうか。

★★★

日本国内では、このような卑怯(ひきょう)な戦いは起こり
えなかった。

もしそんな行為をすれば、たとえ勝利しても、周囲からずっ
と非難されることだろうし、そうした事実は、起こりえなか
ったのだ。

武器を持たない人たちを「盾(たて)」にして、戦う。

こんな卑怯な戦争を、日本人なら誰も考えはしない。

正々堂々と、互いの名を名乗ってから、戦いを始めるのだ。

「やあやあ、遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも
見よ」……(笑)。

そうして自分をさらけ出し、戦いの責任をきちんと取りなが
ら、互いがチカラいっぱい戦うわけだ。

先の大戦でも、日本軍が真珠湾攻撃で対象にしたのは、あく
までもアメリカの軍事施設だったのだ。

武器を持たないアメリカの「一般住民」が相手じゃない。

★★★

もし日本軍が当地の住民を攻撃しようと考えていたとすれ
ば、そのときのホノルルは、おそらく火の海だったに違い
ないだろう。

でも、日本人には、そのような考えは元から無かったのだ。

アメリカ側のそのときの死者は2400人というが、その全
員が戦闘員だったことからも、それがよく分かるというもの
だろう。

1945年に、アメリカが、広島や長崎へ原爆を投下した。

そして東京の下町で、住民が平和に暮らしている上空から、
平気で焼夷弾を投下し、一晩で10万人もの無垢(むく)な
人を殺戮した。

しかし、そのような「卑怯で残虐な考え」は、日本人には
ない。

そのようなケモノのような心は、日本人の誰一人、持って
いないのだ。

世界の国々が、民間人を平気で殺戮する現実がある中、ど
うして日本だけには、そのような残虐な戦争が存在しなか
ったのか。

そこで、このメルマガ「暮しの赤信号」の冒頭で、毎日ぼく
が述べている、下記の言葉を、静かに思い起こしてほしい。

そう……。

……「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、文明を
変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい……とは、
まさにこのことなのだ。

「日本食」の素晴らしさ。



ここから先は

8,079字

¥ 880

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?