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●完全版:7/6(月)◆「強制消毒社会」を考える! 体ごと消毒剤を噴霧されたり空間除菌など、滑稽な現象が続いています……

難(むずか)しいことを易(やさ)しく、悲観を楽観に、そして
全員の人たちを「笑顔へ」と、つなぎたい……。

★★なお、本文のコピーや、転載、転送、抜粋などは著作権法
  に触れます。皆さんには関係がないと思いますが、山田が
  今後も皆さんのために活動したいため、ぜひその点、よろ
  しくお願いします。



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     ニッポン人の心と体を、「笑顔で」救う!

      ★完全版メルマガ「暮しの赤信号」★

       2020年07月06日(月)号

            No.3768

毎朝、早朝5時、全世界に向けて2配信スタンドから合計
約5200部を発行(日曜は休刊です)。創刊日は2004/10/5。

【注】まぐまぐ!から受信されると、上部に[PR]と記載した
広告が掲載されますが、当方とは無関係です。ご留意下さい。

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『脱コンビニ食!』(平凡社新書)や『危険な食品』(宝島社
新書)などの著者で、食生態学者、そして日本危機管理学会
員でもある山田博士(ひろし)が配信。食べものだけでなく、
人としての生きかたを考えます。なんともユーモラスな文体
が人気のようで……。



       ~本誌は、「完全版」です~





やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。

地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせ
たい。

空にのんびりと流れる雲を眺めながら、ぼくはいつも
その方法を考えています。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた重い事実を、知ってほしい。





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(最近の原稿に関連した写真を載せていますので、どうぞ)





             ▼目次▼

【1】山田の電子本「社会の裏側!」の本邦初原稿です:

       「強制消毒社会」を、考える!

【2】山田博士作品集!(先日の木曜日にご案内しましたが、
   まだ見ていないかたのために、再度お載せします):

    ★コンビニの「おにぎり」や「パン」に、PH調
     整剤が多用される理由!
     (「即実践”マニュアル」第22話)



___________________________

【1】
    ▼山田の電子本「社会の裏側!」本邦初原稿▼

 (毎週「月曜日の早朝5時」を楽しみにしていて下さい)

後日、概略などを付けて、電子本として公開する予定ですが、
読者のかただけには、いち早く、こうしてご案内しています。
___________________________

              【今回のタイトル】

           ↓ ↓ ↓





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    「強制消毒社会」を、考える!

 ~体ごと消毒剤を噴霧されたり空間除菌など、「新型コロナウイルス」で滑稽な現象が続いています。陰で笑う洗剤企業や消毒企業たち。安価な石鹸が一番ですぞ~

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           【目次】

★毎回、ただ単にタイトルの内容だけじゃなく、山田の思いを、
各所で述べています。お役立に立つことを…。

 



★(第1章)

あの「赤チン」が、2020年12月に、国内での製造を終える
ことになったようです。ぼくの子どものころには100社ほど
で作られていたのですが、寂しいですよね。でも、今回の
「強制消毒社会」の広がりとは、ちょっと意味が違って……

★(第2章)

あるかたが、美容院で買わされた「次亜塩素酸水」スプレー
なるものとは何か。経産省は言います。現時点において、「次
亜塩素酸水」の新型コロナウイルスへの有効性は確認されて
いない……

★(第3章)

まず知っておいてほしい。細菌とウイルスとは、まったく別
ものなんです。だから、「新型コロナウイルス」に対して除
菌とか殺菌とかいう言葉自体、矛盾しているんですね。その
ため、消毒、あるいは不活化……なんていう言葉が一般化し
ているわけ。じゃその「消毒」にはどうしたらいいのか……

★(第4章)

ぼくが、今回述べたかったことは、人生、原点に戻ろうよ、
ということでした。数十年も前に、ぼくは合成洗剤を捨てて、
石鹸の暮らしをしよううよ……と叫んでいました。でも、い
ままた、同じことを叫ばなくてはならないようです……

              ★
              ★
              ★





★(第1章)

あの「赤チン」が、2020年12月に、国内での製造を終えることになったようです。ぼくの子どものころには100社ほどで作られていたのですが、寂しいですよね。でも、今回の「強制消毒社会」の広がりとは、ちょっと意味が違って……





ぼくの子どものころは、みんな本当の「半ズボン」姿でした。

半ズボンに下駄(げた)……(鼻緒が切れたら、裸足[はだし]
です。笑)。

いまの子どものように、膝(ひざ)が隠れた、あんなだらし
ない「バミューダショーツ」なんかじゃなかったですね。

現代は、肥満している子どもを差別しないためだとかで、膝
を見せないような服が好まれるとか、ナントカ。

ま、イヤですよね(笑)。

子どもたちの「足の太さ」を隠すのが平等ですか。

そんなことより、肥満を防ぐようにファストフードを減らす
とか、みんなで対策をしたほうが、よほどいいのに。

ま、それはともかく、当時は、本当の半ズボンでしたので、
ぼくのように、いつも外を飛び跳(は)ねていた悪ガキたち
は、膝小僧(ひざこぞう)など、ケガだらけでした。

いまも、まだぼくの膝には、その当時の悲しい(いや、楽し
い?)傷がしっかりと、残っております(笑)。

家に走って戻ったら、いつも母にクドクドと叱(しか)られ
ながら、「赤チン」を……くすぐったく塗ってもらった思い
出があります(あれを筆で塗ってもらうのって、なぜか気持
ちが良かったなあ)。

ところで皆さん、「赤チン」ってご存じ?

え?
それ、ナンジャナラホイ?

ぼくと同年配のかたは、学校の保健室や家で、膝小僧に塗っ
てもらった思い出が、きっとあると思います。

「赤チン」の俗称で知られる、この薬「マーキュロクロム液」
ですが、じつは、2019年5月31日をもって日本薬局方(に
ほんやっきょくほう。厚生労働大臣が定めた医薬品の規格基
準書)から削除されることになりました。

ついに、です。

そして2020年12月31日には、「水銀による環境の汚染の防
止に関する法律」……によって、国内での製造も規制される
予定なんですね。

最盛期には100社ほどが生産していたこの「赤チン」なん
ですが、とうとう手に入らなくなるようですね。

いま、この原稿を書いているのは、まさにその2020年です
ので、子どものころからお世話になったこの「赤チン」サン
と、不思議なことに、何かの縁(えん)でお別れなのかもし
れません。

でもとにかく、この「赤チン」の成分内容いかんにかかわ
らず、その当時の呼称や形も含めた思い出が消えてしまうの
は、ちょっぴり寂しい気がします。

まあ、中には、そのような「深い思い出のある消毒剤」もあ
ります。

でも、今回述べるのは、「強制消毒社会」のほうのお話(笑)。

強制となれば、ぼくも黙ってはおられません。

何でも強制されるのは嫌いなタチですのでね。
いったい、どういうことなのか。

いま、「新型コロナウイルス」が、再度、日本社会に拡大し
ています(2020/07/05現在)。

一時期、収まったかのように見えた「新型コロナウイルス」
でしたが、東京都など、ここ最近、毎日3ケタの感染者数が
続いているんですね。

3ケタですぞ!

明日は減少するのか、さらに増えるのか、いまの時点では誰
にも分かりません。
そのため、みんなはいま、背中を丸めて、まるで時限爆弾が
いつ爆発するのか、息をのんでいる雰囲気なんですね。

人に会うために、どこにも出掛けるわけにもいきません。

凄(すご)い社会になりました。

でも、こうした事態を受けて、日本の社会はどこを見ても、
「強制消毒社会」になりました。

マスクをし、●●をすることがさも当たり前のような社会に
なってしまったわけですね(●●は、下記の設問をご覧下さ
い)。

そして、こうした「消毒」を拒否する人物は、まるで犯罪者
みたいに見られるようになりました。

皆さん、下記のような光景、つい数か月前に想像できました
か。

たとえば、居酒屋に入るときに、「次亜塩素酸水(じあえん
そさんすい)」を浴びせられる謎(なぞ)の装置(?)の中
をくぐるようにしないと、入れません(笑)。

なんじゃい、これは……。

もう、なんと言えばいいのか、こうなると、驚きを通り超え
て、滑稽ですよね。

本当に、あなたたち、それ、真面目にやっているの?
……なんて、ぼくは言いたくなります。

そして、そういう装置を作ろうと考える人(企業)が存在す
ること自体、本当にクレイジー(狂気。理解を絶するという
こと)です。

でも、現実なんですね。

そうすることで、この「新型コロナウイルス」を防ぐことが
できるんだと考える人がいること自体の不思議。

しかも、自分の体にそんなワケの分からない気体を噴霧(ふ
んむ)させられて黙っている人がいることの不思議。

なぜ、誰も、「ひと言の抗議」さえしないのか。

だって、あなたの体は、あなただけの大切な体なのですよ。

ぼくだったら、自分の体に、そんな見ず知らずの物質が噴霧
される段階になれば、まず……そこから走って逃げます(笑)。

逃げてから考える。

だって、その時点で、その行為がいいのか悪いのか、自分に
は分からないわけですからね。

そのとき知らなかっても、何も恥ずべきことではないんです。

もちろん、知っていればいいのでしょうが、知らないなら、
すぐに知ればいいだけ。
そして、知るまでは、そこには近寄らなければいいだけ。

簡単でしょ?

そうじゃありませんか。

これは、ほかのどんな新しい情報についても言えますよね。

いまのような情報過多の社会では、すべての情報を知ってい
るなんて、どだい無理です。
だから、分からなければ、立ち止まる。

そして、それまでは、それを「避ける」。

そのあと、それを徹底的に調べればいいわけです。

それが、いまの時代で生き残る方法なんですね。

だから、ぼくは子どものころから、自分に分からないことが
あれば、何でも大人に尋ねました。

「ねえ、なんで、なんで、なんで……」なんてね。

まあ、「しんきくさい(思うようにならない、じれったい)
子やな」……なんて、当時の大人からは思われていたのかも
ね(いまもそうかも? 笑)。

でも、自分で納得できないものは納得できません。

そういう思いが、ぼくは子どものころからあったようですね。
だから、こんなに優しいのに、一見、頑固に見えるのかもし
れません(誰の話だ?)。

そして、その気持ちが、いまでも続いているというだけ。

そうそう、上記のお話しですが、いまは、「携帯型の空間除
菌用品」も、あると言います。
きっと、これ、冗談で作った商品なのでしょうね(笑)。

ぼくには、悪い冗談にしか思えませんけど。

でも、こうした「消毒剤噴霧」「空間除菌」の効果などは、
まったく証明されていません。
証明されていないのです。

まあ、人体に有害な可能性はありますが……。

できれば、厚労省のホームページなどをご覧になるといいか
も。

厚労省でさえ、あまりにもの被害などのために、最近はしっ
かりとそのあたりを記載するようになりましたしね。
少し遅いけど、まあ、なかなか、やるじゃありませんか。

そうそう、あるかたが、美容院であるものを買わされたとい
う話がありました。

それは何かと言えば……。



★(第2章)

あるかたが、美容院で買わされた「次亜塩素酸水」スプレーなるものとは何か。経産省は言います。現時点において、「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない……





あるかたの友だちの家族が、いつも行く美容院で、「次亜塩
素酸水スプレー」なるものを買わされた、と言います。

今日日(きょうび)、美容院で、こんなものまで売っている
わけなんですね。

そちらのほうに、ぼくは、まず驚きましたが……(笑)。

それによりますと、その商品には、説明のチラシが付いてい
たと言います(「Yahoo!ニュース」2020/05/30、13:30)。

つまり……ニキビやアトピーにもいいとか、口の除菌や目の
除菌にもいいとか……!

え? 目の除菌ですと?

もう、驚きしかありませんが、こんなものを空気中に噴霧す
ること自体、何の意味もありません。
こんなことで、「新型コロナウイルス」が防げるのでしょう
か。

この商品の使用目的は、あくまでも物質の「消毒」なのでし
ょう。

それなのに、こんなものを噴霧して、それを人間が鼻から
吸って、呼吸器や肺などに吸い込めばどうなるのか。

外気に触れる顔や手の皮膚より、内臓のほうがずっと弱くで
きていますから、こんなものが体の内部に入っていけば、そ
れだけで「感染症になりやすく」なってしまうでしょうね。

そんなこと、常識のある人なら、誰でも分かること。

でも、自分の体の内部を、外にある物質と同様に考えていら
っしゃるかたが、まだまだいるのでしょうね。

もっと、自分の体を「真剣に」見つめてほしい。

あまりにも状況が酷(ひど)いためでしょうか、経済産業省
が「『次亜塩素酸水』の空間噴霧について」というファクト
シート(概要書)を発表しています。

こんなものを経産省が公表しなくてはならないほど、いまや
日本の企業たちも、まるで日本近くにある外国企業たちのよ
うに、節操(せっそう)が無くなってしまったのでしょうか。

辛(つら)いことです。

貧(ひん)すれば鈍(どん)する……という言葉があります
が、本当に悲しい限り。

人間であっても企業であっても、貧のときこそ、全力を出し
て本領を発揮しなくてはならないのですが、ね。

そのときにこそ、真価が問われます。

同省は言います(下記は、主な点だけ)。

1.現時点において、「次亜塩素酸水」の新型コロナウイル
  スへの有効性は確認されていない

2.消毒剤を人体に噴霧することは、いかなる状況であって
  も推奨されない。
  これは、肉体的にも精神的にも有害である可能性があり、
  感染者の飛沫(ひまつ)や接触によるウイルス感染力を
  低下させることにはならない(WHO)

3.消毒剤噴霧は、空気や表面の除染のためには不十分な方
  法であり、一般衛生管理には推奨されない(CDC)

4.人がいる状態で空間・空気に対して消毒を行うべきでは
  ない(中国国家衛生健康委員会)

5.消毒液噴霧による人体への安全性については、確立され
  た評価方法が存在していない……

まあ、なんともねえ。

こうした内容のものを、平気で作り、そして美容院にまで卸
し、消費者に使わせようとする。

これは、犯罪ではありませんか。

使用した人たちの体が、たとえば感染症に弱くなったとした
ら、どのように責任を取ってくれるのです?
え? 企業サンたち。

じつは、この「次亜塩素酸水」は、その製法(電気分解、混
和など)や原料が明記されていないものが多いんですね。

そのため、この「次亜塩素酸水」を使った商品を分析しよう
としても、なかなか難しい。

その製法がいろいろあるのですが、それらを一つずつ調べな
くてはなりません。

企業たちは、企業秘密だとして、明かさないですしね。

後述しますが、そのため、かなり時間がかかったようですよ。

いずれにしても、同省は、この「次亜塩素酸水」を噴霧する
効果も不明だし、さらには有害な可能性もあるということで、
推奨はしておりません。

まあ、当然でしょうね。

企業の中には、この「次亜塩素酸水」が食品添加物でもある
ことを根拠にして、安全だと称しているところもあるようで
すよ。

それについては、次の章で、もう少し詳しく述べてみましょ
うか。

この「新型コロナウイルス」の蔓延で、国民が、消毒につい
ていつも考えているこの機会に、企業たちは自社の商品を売
り込もうということなのでしょう。

でも、ちょうどいいじゃありませんか。

ぼくたちも、再度、「原点に戻って」考えるいい機会なのか
もしれませんよね。

そもそも、世間では、除菌だとか殺菌だとか抗菌だなんて言
っていますが、細菌とウイルスとは、まったく異なるものな
んですね。

つまり……。



★(第3章)

まず知っておいてほしい。細菌とウイルスとは、まったく別ものなんです。だから、「新型コロナウイルス」に対して除菌とか殺菌とかいう言葉自体、矛盾しているんですね。そのため、消毒、あるいは不活化……なんていう言葉が一般化しているわけ。じゃその「消毒」にはどうしたらいいのか……





いまも、全世界で拡散が続いている、この「新型コロナウイ
ルス」。

日本国内でも、東京のような大都会だけじゃなく、小さな町
でも感染者が増えてきました。

今後、どう進展するのか、しないのか。

将来のことは誰にも分かりませんが、それにしても、ぼくた
ち人間は、ナントカしたい。

働く場所も無くなり、たとえばエールフランスなどの航空会
社は、7500人もの解雇をすることになる……などのニュース
が、毎日のように、飛び交(か)っております。

働いている人たちにとっては、この「新型コロナウイルス」
は、本当に死活問題です。

だから、ぼくたちは、たとえ手探(てさぐ)りであっても、
その対策のために、一つひとつ、挑戦しているところなんで
すね。

ただ、そんなとき、多くのかたがちょっと誤解されているの
は、「細菌とウイルス」について、なんです。

この2つはまったく別もの。

たとえば、細菌は細胞を持っています。

そして、ほかから栄養を摂取し、エネルギーを生産して、細
胞分裂を繰り返すことによって、みずからの生存や増殖を行
っているわけですね。

そのため、「生物(せいぶつ)」とされます。

ところが、ウイルスについては、少々、違うわけなんですね。

ウイルスについては、意見が分かれていますが、細胞があり
ません。

だから、栄養を外部から摂取したり、エネルギーを生産する
ことはできないわけです。

そのため、自力で動くことも、単体で増殖することもできま
せん。
そのため、本来の「生物」とは言い切れないんですね。

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