光回線が届いている地域で自分の家だけ光回線が開通しないとき

Wi-Fi開通工事の日、光の開通工事に来た人が「天井をファイバーが通らないから通せるようにしてもらえないと開通できません」という言葉を残して、帰っていく。「そのための開通工事に来たのでは…」と思いつつ途方に暮れたのでそういう状態になった人向けに参考になればと。

1 開通工事でそういわれた場合の注意点

 1 再工事の余地を残しておくこと

 通らないようなのであきらめますか、確認して再工事しますかといったことを聞かれたので確認しての再工事をお願いしました。間でさらに催促されましたが最終的には通ったので一旦は留保しておいたがよいのだと思います。

 2 管が通らない箇所を確認しておくこと

 開通工事で通らないポイントが天井のどこにあるのか正確に聞いておくこと。これが後に記載するとおり天井裏を確認するときに必須になります。

 3 通らなかったら管を反対側からも通してみてもらうこと

 引っ掛かり具合によっては反対側から管を通してもらうと通ることがあるようです。開通工事の人にできれば頑張って通してほしいです。

2 理由として考えられること

 新しいマンションでは光回線を通すことを想定した配管がなされていますが、光回線が普及していなかった頃のマンションではそうではないようです。

 ネットで調べたところ、光ファイバーが天井を通らない理由には様々なものがあるようです。

 コンセントから共有部分まで管の中をファイバーを通すのですが(コンセントの穴からファイバーを壁や天井の中にどんどん入れていく)、その管自体が途中でなくなっている、管の中が先に入っている線で一杯になっている、管が途中でつぶれている、管の途中に分岐ボックスがあってそこで引っかかってしまうなど。そうするとコンセントから共用部分の途中でファイバーが通らなくなってしまいます。配管を通すには、引っかかる原因を突き止めることが重要になります。でも、天井裏に入れない場合は基本天井をはがさないと見られません。

 自分の場合は、不動産会社等に相談して当時の配線工事の方に来てもらいました。管が通らなかった部分にあたる天井に小さな穴をあけて扉を作ってもらい、その扉から天井裏を覗きこんでの作業になりました。天井裏で管が壁に固定されていた部分を外してもらったり、管の間を引っ張ったりしてもらっていたらファイバーが通るようになりました。

 当初光工事の人が来てファイバーが通せないというときにはそんなに重視してなかったのですが、後から考えると、開通工事で通らなかった箇所を見ていなかったら、ピンポイントで天井に穴をあけてはもらえませんでした。通らないといわれたら、具体的にその場所を確認することが大切です。

 最終的に通ったので良かったのですが、大変だったので、中古マンションを買ったり、借りたりするときには、光回線が通っているか(通せるか)の確認は大切と実感しました。