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「俺のミスで7人殺し続けた」いつまでもミスが改善されない固定メンバー【FF14】


全滅確定ギミック

高難易度コンテンツではひとりがミスするだけでワイプするという系のギミックはかなり多いと言えます。いわゆる大縄跳びギミックと呼ばれている理由でもありますね。

たとえば天獄零式4層後半では『パンゲネシス』というギミックがありますが、ここでひとりでも合成ミスや塔の行先ミスをすれば全員がカンストダメージを受けてワイプしてしまいます。

また、このような確定ワイプというわけではなくともひとり死んでいることで本来なら8方向に分散するはずの散開ダメージが1人欠けていることで誰かに2つ分行ってしまいテロになってしまうケースもあります。

タイミング次第ではありますが、とにかく誰かが死ねば立て直すにしてもフォローするにしても必ずどこかに負担が発生してしまうため、死なないように立ち回ることが最善策となります。

しかし、こうしたギミックは誰もがすぐにできることではありません。

大抵の人は何度も練習を重ねて練度を高めてギミックに慣れて火力を出しクリアに繋げていくということになりますが、この一連をこなせるようになる速度というのは人によって千差万別と言えます。

なかには2、3回でこなせる人もいれば10回やってもちっとも理解できず途方に暮れてしまう人もいます。
これには事前の予習やイメトレといったような準備も関係していますが、結果として「すぐできる人」と「できない人」に大別されるということですね。

「できる人」と「できない人」

この「できる人」と「できない人」がPTに混在した場合、野良であれば対処は簡単です。

あまりにミスが改善されない人がいれば何かしら理由をつけて脱退を宣言するなどして次のPTに渡り歩くだけです。

これは野良における最大のメリットであり暗部でもありますが、野良ガチャという言葉通りに「できる人」が8人揃うまで何度でもPT脱退→参加を繰り返せるのです。

もちろん自分が「できる人」であることは大前提ですが、時間さえかければ「できる人」だけを集めてクリアまで持って行くこともそう難しいことではないと言えますね。

しかし、固定PTではこの理屈は通用しません。

固定はあらかじめ決まった8人と最後まで踏破するというのがすくなくとも当初のうちは確定事項としてあります。

ところがかねてよりPSなどを知り尽くしているメンバー同士でもない限りはそのあとの対応のほとんどが野良とまったく変わらないのです。

固定であるのに野良と変わらない

リーダーがたとえば『もうすぐAギミックが突破できそうなので、次のBギミックまで予習しておいてください』と伝えていたとしても、その予習速度ややり方というのは個々で違っていますしお互い把握し合ってもいないというのは野良と変わらないわけです。

それが判明するのが実際にBギミックまで来た時であり、イメトレ等しっかりこなしている「できる人」はサクッとこなせてしまうのにそれが不十分な「できない人」はまったく理解できずワイプの戦犯となってしまいますね。

ここで「できない人」に対して、いきなり「あなたができなくて先に進まないので固定解散します」などと言い出すリーダーはいないでしょう。

リーダーもその他のメンバーも攻略とクリアとがしたいですし、コンテンツは8人いなければ成立しないので「できない人」がどこかしらのポジションで役目が確定している以上は精いっぱい努力してほしいと思うのです。
これは人として自然な気持ちでもありますね。

なんとかして本人に分かってもらえるように説明や相談を受け付けたりあの手この手を開始するのですが、この時のスタンスも大半の固定では野良と変わらない方法を取ります。

つまりは攻略動画やゲームエイトなどの情報をそのまま切り抜いて伝えたり、SNSで広まっているやり方をURLペタッとしておしまいであったりと、「本人に丸投げ」で終わってしまうわけです。

「Bギミックでどのタイミングで動けばいいか分からない」と本人から申告があったとしても「サイトとか動画だとこのタイミングだって言ってるし、自分はやってる時はこうしてるよ!」という、はっきり言えば『本人視点ではない』情報しか与えていないわけです。

たまたまその教えた方法が本人の解釈にも合うやり方であればぴったりハマって上手く行くこともありますが、「教えても教えても理解してくれない」という5chによくある愚痴の大半は『本人視点ではない』教え方しかしていないからというのも理由にあると思います。

より親身に、本人と1:1で向き合って共感しながら話を進めて『本人視点で』解釈してもらう必要があるというわけです。

必要なら親や教師のようになる

とはいえ全員が教師職なわけでもあるまいし、本人の親というわけでもありません。動画やサイト情報を伝える以外になにをすればいいんだとお怒りになるかもしれませんね。

しかし、固定メンバーはあなた本人がクリアするためにも必須の人材でもあるので「できない」のであればしっかりと教え諭すことも協力プレイの一環でもあります。

それが嫌なら最初から野良に行けば良かったのに、ということになってしまいます。

MMOのフレンドというのは回線を切ればおしまいと言えるほど希薄な関係性ではありますが、いったんそうした薄い感覚を追い払って、自分の弟や妹、子供のような視点を持って接してみて欲しいと思います。

まずは相手がどのようなロールであるのか。

DPSであればタンヒラが特定位置に行けばいいだけのパラデイグマ3回目で線伸ばしギミックをしなければならないし、ヒーラーであれば他がキャラコンに集中してればいいだけのサイコロでヒールをし続けなければならないし、タンクであるなら他がひたすら殴ってるターンでもAAバフや短バフなどの取り回し計算をしなければならないかもしれません。

自分のロールのことしか分からないし考えるの面倒!と放り出してしまうのではなく、本人のロールであればどのように動くかをまずはイメトレしてくみてください。

そして、ギミックにおいて本人のロールでの動きを再現してみるなどして忙しいターンを抽出し、加えて本人のPSでできるか否かを考えます。

キャラコンが苦手で2層のボンドなども何度も失敗してしまう人であればその人の前後左右に配置される人が気にかけてスペースを取る、判断が遅れて行き忘れてしまうことが多いならば専用のコールする(姫コールなどと言われてますが…)のは必須になります。

注意点とするならば、このように「できない人」専用の行動をすることを面倒だとかわずらわしいだとか思わないようにすること。

仲間意識を改めて確認することでもありませんが、共に攻略しクリアしようとして集まったのは変わらないはずですので、できないからと劣等生扱いし切り離して考えることがひいては野良と変わらない集団を助長するだけなのです。

どうしてもなら除名も必要

ただ、このように手取り足取り教えることははっきり言えば本人のためにはなりません。

もちろん教わった上でも自主練などもできる積極的な性格の人であれば話は別ですが、大抵の場合は甘い汁を知れば調子に乗って余計に怠けてしまいますし、そもそも「できない」のも怠けていたからこそであれば増長させるだけになります。

こうなった場合に改めて話し合いを設けて、除名を検討するというのは正解だと思います。

除名というのは恨みつらみに繋がりやすくお互いにエネルギーが要ることですが、そこに至るまで精いっぱい手を尽くしてアドバイスをしてそれでも改善されなかった、という経歴を作っておけばいきなり除名処分するよりも遥かに印象も変わってくるでしょう。

その際には「これだけ説明して、あなたの立場になってアドバイスもしたけれど変わったように思えない」ということを強調するのは必須です。

除名という選択をした時点で後腐れのない別れ方は残念ながらしにくくなってしまいますが、除名する側としては「伝わるように精いっぱい努力をした」という気持ちがあれば少しでも前向きになれるという精神衛生に繋がります。


最後に一つ付け加えるとすれば、優秀なメンバーばかりの固定ではこのような手順は言うまでもなく必要ありません。
これは7人全員が「できる」のに1人がずっと「できない」場合でのみ発生する問題と対処になります。

すべてのヒカセンが固定でも野良でも高難易度を楽しくプレイしてくれることを祈っております。

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