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【FF14】フェーズ詐欺と募集文の大切さ

 FF14では「フェーズ詐欺」「進捗詐欺」という言葉があります。

 知らない人に説明するとすれば、たとえばボスしかいないコンテンツ(極や零式など)においては複数のギミックが段階的に発動していきます。

 これは例外もありますが、基本的には序盤・中盤・終盤でおおまかに区切られており、終盤になるにつれてギミックは複雑化し、コレとコレのギミックが同時に来るといういわゆる複合ギミックとなって難易度がステップアップしていきます。

 フェーズや進捗と呼ばれているものはこのギミックの名前の地点がそのまま当てはまることになり、高難易度をしているほとんどの人は特定のギミックを何度か繰り返して練習して完璧にしたうえでその先にあるギミックを練習する、というようなことを繰り返してクリアにつなげています。


進捗による野良での募集方法

 固定PTでは全員が(基本的には)同じ進捗であるためにあまり考えずとも良いところですが、野良PTでは同じ零式の層でもさまざまな進捗の人がいるため募集文を読んでから自分に都合の良いPTに参加するというのが通例ですね。

 また、自分が募集主となる場合でも、練習がしたいフェーズを明記して募集するのが通常だと思います。
 クリア目的であれば「クリ目」などと書かれ、[コンプリート目的]などのタグを付記したりもします。


本当の意味での詐欺は少ない

 あくまでも私の意見でしかありませんが、「見たこともないフェーズの募集だけどワンチャンそこまでキャリーしてもらって次回以降は先の練習からのPTに入れる大義名分をもらっちゃお!」みたいな本気の詐欺をしようとしている人は少ないと思います。

 理由としては、零式などのコンテンツはひとりがミスをするだけで戦犯は明確に特定できてしまいます。
 あるいは確認用の動画などを撮っている人がいれば、ギミックミスが繰り返されてしまえば名指しで指摘されることもあるかもしれません。

 そうした時になんらかの返事など対応をしなければならない、あるいはキックされるかもしれない、というリスクを背負ってまで詐欺をしようという人は、普通に考えたらデメリットが多すぎて選ばないのではないか、と。

 ただし、まったくそんなことを気にせず、なにか問われても無言に徹するなどというコミュニケーションの放棄を前提としている人の場合はこの限りではありません。


募集文の感覚のズレ

 それでは、どのような人がフェーズ詐欺となってしまうのかを考えてみます。

 たとえば「連続剣」(エデン覚醒編・零式2層)というギミックがあったとして、募集主が連続剣を練習したいという場合は『連続剣から』などと募集文に書くと思います。

 この募集主の思惑としては「連続剣が不安なので重点的に練習したい」「あわよくばその先もすこし見れればラッキー」くらいの感覚ですね。

 しかし、別の募集主は「連続剣のギミックは完璧として、その先を見るのが目的」だという気持ちで『連続剣から』と書く場合もあります。

 この後者の募集に前者のような認識を持っている募集を立てている主さんのような人が参加してしまうと連続剣は不安なためにミスをしてしまうこともあるわけで、完璧だと思って募集している側からすればフェーズ詐欺ということになりますね。

 日本語のむずかしさのひとつでもありますが、「〇〇から」という文章には「〇〇」は入っているのか、それとも〇〇の先にこそ本題があるのかという曖昧さがあります。

 募集文を簡素で読みやすくするために短文にするというのはFF14では多いところですが、あまりにも簡単すぎてかえって相手になにも伝わっていないというのであれば本末転倒ですね。


募集文は丁寧に

 たとえば前述した『連続剣から』という募集で、「連続剣のギミックは完璧としてその先が見たい」のであればそれをそのまま明記するのがいちばん確実だと思います。

 「〇〇は完璧の人」などと書くと当然ながら人の集まりはやや悪くなるかもしれませんが、詐欺というものを警戒するのであればそこはトレードでしょう。
 詐欺を減らしたい、確実にそこを練習したいという強い気持ちがあるならば人は選ぶ必要がある、それによる時間の消費はやむをえません。


 ほかにも募集文で、きちんと募集ロールやジョブを設定しておかないと近接が3人になってしまったりヒーラーがPH2人になってしまったりという事例が起きてしまうのも高難易度コンテンツの募集ではありがちなミス。


 すこしややこしい話ですが、たとえばタンクがいないPTに学者が参加してきて「学者(バリアヒーラー)ですが、タンクもできますよ」などと言ってくれた時に募集主は募集枠を変更し、タンクとヒラの両方が入れるような設定にすると思います。

 しかし、この時になにもジョブ指定などをせずそのまま設定してしまうと、代替要員として白や占などPHが来てしまうことがあります。
 ところがすでにPHがいた場合はここでヒラポジションの被りが起きてしまい、あとから来た人が平謝りして抜けるか、そうでなければ先に居たPHさんが抜けるという悲劇となってしまいます。


 詐欺を嘆いたり怒りをぶちまける前に、どのような募集文で誰も誤解をせず参加していたPTだったのかどうか、という一考は必要なのではないかな、と思いました。

 お疲れ様でした!

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