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拙文2/「BURN THE WITCH」

また先日の話。
「BURN THE WITCHが」が2週間限定で劇場上映されるというので観に行ってきた(現在は上映終了)

普通の人間には目視できないドラゴンが具現化する世界で、ドラゴンの保護・管理を任務とする主人公たちの物語。
主人公のニニー・スパンコールを演じるのは田野アサミ。自分が出演作を観るのは「スマイルプリキュア」以来でかなり久しぶりなのけれど、スマプリの時に比べてキーが高めの演技。個人的には嫌いじゃない。

ロンドン、魔法使い、ドラゴンという要素に目新しさは感じられないけど、オリジナルの用語とこれでもかと広げる風呂敷で視聴者に期待と満足感を興させる技量は、流石長年週刊誌で連載を続けてきた久保帯人原作といったところだろうか。
昔のインタビューで庵野秀明が言っていた「僕らはコラージュしか作れない」という考えにやけに共感したことがあるのだけど、優れたクリエーターは既出の要素を用いても技術と作家性でクオリティの高い作品を産み出すことができるんだと改めて感じた。

広げすぎた風呂敷に収拾がつくのかと不安がよぎったけど、原作漫画は今回映像化したところまでで連載が止まっているとのこと。
アニメの続きはいつになるのかわからないけど、少なくとも公開されれば自分は観に行くと思います。

現在amazonプライムビデオで全話配信されているそうなので、気になった方は視聴してみてはいかがでしょうか。
60分捧げる価値はあるのではないかと思います。

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