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Hawk11レンタル

意気込み

唯一無二の見た目、電車が好きだった幼少期に図鑑とかでみた新幹線を思い出す
外車なら Triumph に似た感じのやつがいる

自分の中で国産大型バイクで一位二位を争うかっこいいバイク Hawk11 についに乗車
ここまでの公道乗車歴は自分の250cc、そしてレンタルで650cc、950ccときてついに1000ccを超える排気量のバイクと順当にステップアップしてきている
インプレ動画やブログ記事をあさる限り、前傾がキツくステップが高い手厳しいバイクという印象
あとこれは乗らなくてもわかる、ミラーは絶対見づらい

本当に後ろが見えづらい

ご対面

出発前の説明で気さくなかんじのおじさんに言われたことには、ミラーは見づらいがこれでも純正よりは移動させているのでマシ(それこそ身を乗り出してのぞきこまないといけないレベルだったもよう)・リアブレーキが効かない・曲がらない・Uターンはおすすめしないので降りて取り回した方が良いとさんざんなかんじ
いざ勝負とまたがってすぐ気になったステップの異常なまでの高さは、1日乗って慣れてはきたが、店を出て初っ端の交差点で無事脚がつりそうになった
しかしさんざんネットで見ていた「上体の前傾がきつい」というのは特に自分の感覚には当てはまらず、やはり百聞はなんとやらだなあと出発

出発時点で2,500kmも走っていない車両だったが、帰ってきたあと聞いたところによると、去年レンタルに仕入れて貸し出したのがこれでまだ3回目だという
不人気でなかなか走る機会がないので、バッテリーが上がらないようにたまに乗ってあげているという店員さんは「俺の愛車(笑)だよ」とか話していた

乗車姿勢

撮ってくれたT君ありがとう

腰や首を痛めるのが怖くて普段以上にニーグリップを意識したところ、自分の体格だと乗車中は太ももの真ん中あたりでタンクを挟むことになった
というかタンク形状のせいか、それ以外の部分がボディに触れない
おそらくそのせいで、帰宅してこの文章を書いている今すでに脚だけが妙な筋肉痛に見舞われている

なによりも強調して書き残しておきたいことは、ステップが高いこと
復路ではついに右足にしびれが…
これまでバイクに乗っていて「振動でしびれる」という感覚が理解できなかったが、これがそうか!と思ったものの、ステップに立ち上がってみたら解消されたので、ただ血行が悪くなったせいだったと判明
どうも振動に対するしびれには強い身体らしい

ミラー

実際の運転者目線にわりと近い見え方
後方の車両が下半分に見える

ミラーはどうしようもなく見づらい…笑
ただでさえ小さい円形ミラーは、上1/2から1/3ほどがハンドルを握る自分の手を映していて、後方の様子はその下にのぞいている感じ
同行していた友人が後ろにいるか確認するには、指を開いて反らせるくらいでギリギリ車体が確認できるくらいだった
とはいえ今回乗ったレンタル車両では純正位置からは動かされていてマシにはなっているらしく、そしてたしかにインプレ動画なんかで見る限り純正位置では上1/3がスイッチボックス・下1/3が運転者の手を映していて、見えるのはそのあいだだけ…笑
これだけ見づらければむしろ直接目視で周囲の状況を確認する癖がついていいというポジティブな考え方もできるけど…いやでも見づらい
あとこの位置の円形ミラーは見た目が垢抜けない
近未来的なデザインかつ上品な塗装で美しい車体なのに、ここだけ残念な見た目
例えるならスーツでバシっと決めた人が某ネズミの耳つけてるみたいな…

疲労

手が痛くなるので長距離には向かないのは間違いない
クラッチが硬いと思ったのは前傾で手首に体重がかかるからなのか、いやでも右手は別にきつくなかったし…?
左手親指が付け根まで全体的に疲れた

それと尻も痛くなりやすい、往路で狭山SA(スタートして60kmくらい?)に着くころには立ち乗りしたくなる程度
これはシートバッグがあって後ろへずれる余地が少なかったことで、負荷を分散させられなかったからというのもあるかもしれないが、それよかシートが硬いことが一番の原因な気がしている

それと疲労とは関係ないが、今回初のリッター超えかつ暑い日ということで、エンジンからの排熱が辛かった
夏場にはそれこそ60度近くになるともいわれるC2地下トンネル内を走行中には、ついに耐えられずカエルの後ろ足みたいなガニ股で膝をパタパタさせてごまかした

じゃあ楽しくなかったか?

バイクってカーブが楽しいよね

走るのが楽しくて非常に良いバイクだった
別に首も腰も痛くならなかったばかりか、ほどよく没入感のある姿勢で走れるし、外見が美しいので走る様も映える(と思いたい)
なんというか、ふだんより少し大げさなくらいにバイクに乗っている感を出した荷重移動をするといい感じに走れる
そして友人が撮ってくれた写真を見ると、ナルシストになれそうなくらいかっこよく映っていて悦に浸れる
ただ車体にキズがつきやすいので愛車にするには躊躇する…

直列二気筒の音はV型二気筒からシュルルルといった成分を抜いた感じに聞こえた
ゴロロロ感はSV650Xのほうが強かった
迫力もあって悪くはないが、個人的にはV型二気筒のほうが好み
そんなことを考えていると、やはりジクサーは静音性が長所ではあるものの、かっこいい音ではないなとわかる
乗らない(乗車中ではない自分も含める)人からすれば、バイクなんてほぼみんな「うるせーだけ」なので、あんまり音がどうこうという世界に行きすぎないほうがいいなと個人的には思ったり

したくない初体験も

初めてレンタル車両にキズをつけてしまった
目的地での休憩も終わって、さて帰りはどんなルートで行こうかなどと話している最中にキズを発見…

左…
右…

タンク側面のカウル、ここも FRP か知らないが、シートの根本あたりにひっかき傷が…それも3本も…
気をつけていたつもりがダメだった
今思うとジャケットを無造作にひっかけたり荷物を積み上げたりと、うかつぎた
返却時に報告すると、右側はコンパウンドできれいに消してくれたが左側は細い糸のような跡が残ってしまった
交換すれば約3.4万円とのことだったが、走行に問題がある損傷ではないので、3300円でよいといっていただいた
いわく、強化プラスチックでできたカウルは傷がつきやすいので、今後も同じように傷を入れてしまった人が出たら同じくらいいただいていって、どこかで交換かな..ということらしい
本当にごめんなさい、そしてありがとうございました

実燃費

前回のレンタルでは時間が足りなかったので、反省して1時間余裕を持って帰れるコースに

走行距離 152km = (69.3+82.7) km で返却前の満タン給油で 6.23L
つまり実燃費はおよそ 24.4km/L
多分 RAIN モードと STANDARD モードがメインだったからと、そんなに飛ばさなかったからだろうけども、排気量 1100cc の車両にしては悪くないのでは? しかもそれでいてレギュラーガソリン仕様なのが嬉しいポイント

ちなみにメーターについている燃費計は数値が暴れるわ停車すると表示が消えるわで、どのタイミングで見ればあてになる数値がわかるのかイマイチわからない
走っていて50km/L ともはや糠喜びさえできないほど明らかにおかしい数値が出たかと思えば、次の瞬間10km/L になっていたり

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