帰り道 //210928四行小説

 帰る頃には薄暗く、青い空に浮かぶ雲が夕陽のオレンジを映している。
 日が落ちるのが随分早くなった。気温も大分下がってきたようで、そろそろ羽織れる長袖を出さないといけないなと思う。
 最寄り駅に着くと辺りは暗く、景色の見えない代わりに虫の声に耳を澄ませた。

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