うつろい //220216四行小説
ウが水に潜っている。
梅のつぼみが膨らんでいる。
スーパーに菜の花が並んでいる。
帰り道が明るい。
それぞれは小さな変化ではあるけれど、時は着実に前に進んでいて季節がゆっくりと移ろう。春と呼ぶにはまだ遠いが、目を凝らし手を伸ばせば指先くらいは届きそうだと、まだ手放せないダウンのポケットに手を入れた。
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ウが水に潜っている。
梅のつぼみが膨らんでいる。
スーパーに菜の花が並んでいる。
帰り道が明るい。
それぞれは小さな変化ではあるけれど、時は着実に前に進んでいて季節がゆっくりと移ろう。春と呼ぶにはまだ遠いが、目を凝らし手を伸ばせば指先くらいは届きそうだと、まだ手放せないダウンのポケットに手を入れた。
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