幼き特権 //211024四行小説

 年端もいかない子と遊んでいて、事あるごとに撫でていたら不意に撫で返された。大人になってからはあまり頭を撫でられることなどないので不思議な気持ちになる。
 撫でるという私の気まぐれのなんでもない行為を少女が嬉しいと思い、それを返してくれたというならば私も素直に嬉しい。嬉しいなーと思いながらこちらからも撫で返し、次は何して遊ぼうかと聞いた。

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