尻尾風 //211021四行小説

 蝶の羽ばたきがいつか台風になるのなら、喜ぶ犬の尻尾を見て僕が嬉しくなるのは当然のことだし、尻尾を振ってできた風が数キロ離れた君を嬉しくさせることも簡単なことなんじゃないかと思う。

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