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西地区パワーランキング part1

どうもこんにちは、B.B.です。

なんとなく各チームのロスターが出揃いました。

いや〜今オフは激動でしたね。広島の大改革に始まり、若返りに成功した信州、西の覇者琉球のパワーアップ、島根の衝撃...チームの顔、主役級の選手の移籍が相次ぎ、もう訳がわかりません。

多くのチームが補強に成功し、例年以上に混乱を極めそうな西地区。今回のnoteではそんな西地区のB.B.的パワーランキングを作ってみました。

1琉球ゴールデンキングス

まずは西の覇者にして今シーズンの大本命琉球。間違いなく来シーズンの西地区チームのテーマは『stop the 琉球』です。

昨シーズンfinalまであと一勝まで迫った主力を維持することに成功。そこに加えてコーフィリッピン、小寺、渡邊と積極補強を敢行。これにより昨シーズンの課題であった2ndの得点源、帰化ビックマンの解消に成功。

また、日本代表となった渡辺は代表選を見る限りリバウンドやスクリーンなどの泥臭い仕事をハードにやりそう。彼の加入によって琉球は外国籍ウィング2人という編成が可能になり、他のチームとの違いができていますね。

弱点は...まあ特にないんじゃない?主力はほとんど残っているので、序盤のつまづきもほぼなさそう。最初から最後まで突っ走りそうな雰囲気があります。目標は言うまでもなく『優勝』。むしろそこにたどり着けなければ失敗と言われるシーズンになるでしょう。

西地区に初めてのタイトルを望みます。


2 島根スサノオマジック

ここからの予想はマジでむずい。メンバーの入れ替わりが激しすぎて昨シーズンの成績がほとんど当てになりません。なのでここからは個人的好みが強くなっているかも。

個人的に2位に推したいのは島根。

リーグを代表する日本人選手である金丸と安藤に加え、オーストラリア代表ビックマンのニック・ケイが加入しました。新加入選手は3人と少ないですが、それぞれが超強力。確実にチーム力はアップしています。特に大きいのがなんといっても金丸の加入。リーグ最高のシュータである金丸の存在は、昨シーズンの3P%が30.5%に沈んだ島根のアウトサイドを劇的に改善するでしょう。金丸の引力はDFを広げ、ニカ、トラビス、ビュフォードにスペース与えることでよりプレーを簡単にします。また、トランディションを得意とする島根は安藤・金丸を無理なくチームに溶け込ませることがでるでしょう。金丸がトランディション3をバンバン打ちそう。

新加入選手のインパクトが大きいですが、昨シーズンからの主力がほとんど残っていることもアドバンテージです。西地区の上位候補チームのほとんどが主力を大きく入れ替えている中で、島根は昨シーズンの基盤を引き継いでスタートすることができます。序盤から勝ち星を重ねていくことで他のチームと差をつけるでしょう。

地方チームの新たな星となれるのか。

3 大阪エヴェッサ

大阪を3位につけた1番の理由は、なんといっても『神』ことDJ・ニュービルの存在です。私は彼の大ファンです。DJこそがリーグNO1プレイヤーだと思っています。

大阪は新加入選手が多いのですが、個人的に注目なのは三遠から移籍したカイル・ハントです。機動力とリムプロテクト能力に長けたハントは、スピーディーな大阪のバスケットにフィットするでしょう。また、DJとのピックアンドロールも大きな武器となるはずです。

大阪がハレルソンからハントというタイプの違うビックマンに変更したことから、今シーズンの大阪はより機動力を全面に押し出したバスケットを展開することがわかります。青木、ジャワラ、モーアも日本人選手としては身体能力に優れています。昨シーズンから未完成だが身体能力の高い選手を集めるという傾向はありましたが、昨シーズンの成功を受けてよりそれを推し進める形になるでしょう。

ただ、弱点もあります。大阪のロスターを見るとインサイドがスカスカです。純粋なCはハントのみ。竹内も入りましたが、正直最近のon3が当たり前になった環境では厳しいと言わざるをえません。アイラも年齢の問題があり無理をさせすぎるわけにはいきませんし、新加入のエリスは202cmしかなく、全体的にサイズ不足です。この問題がどう転ぶかはわかりません。たとえインサイドがサイズ不足でも、ビックマンがスクリーンアウトに徹し、ガードやウィングがリバウンドを抑えるという方法論もあります。実際、ガードとウィングにはリーグの中でも上位の身体能力を持った選手を擁しているので、チーム全体でリバウンドに参加していけば大きな問題にはならないのかもしれません。ただやっぱり上位チームが擁する強力なビックマンたちに対する対抗策は薄い気がします。

大阪は自分たちが信じたスピードで高さを凌駕できるのか。ビッグマン編重のBリーグに大阪がどのように風穴を開けるのか、楽しみにしています。

4 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

名古屋はなんだか難しいチームだなぁ...

昨シーズンもメンバー的にはCS進出は最低ラインでしたが、それを達成することはできませんでした。チームとして優秀なスタッツを残したので、選手の噛み合わせが悪かったというわけではなさそうです。間違いなく強いチームでした。では何が問題だったかというと

勝負弱い

これに尽きると思います。

自分たちより弱いチームにはとことん強いけど、自分たちより強いチームには極端に弱い。昨シーズンの名古屋なこんなチームでした。今シーズンの名古屋がこの傾向を引き継いでしまうとかなり苦しいです。対戦回数の多い西地区のチームが積極的な補強を行っており、全体的に戦力upしているため取りこぼす試合が多くなる可能性があります。

それでも4位に予想しているのは、やっぱりロスターが豪華だから。齋藤、伊藤、狩野、須田、中東、張本は疑いようのない実力者。高確率ビックマンのシェーン。点取屋のイーサン。フィリピンのエース、ボビー。

うーん、やっぱりこの戦力でCS行けないは嘘だよ。東からワイルドカード枠を奪うような活躍を期待しています。

5 広島ドラゴンフライズ

今オフの主役と言っていい積極補強を行なった広島。辻にメイヨにジャクソン、寺嶋...多くの実力者を集め、全くの別チームに生まれ変わりました。広島が成功すれば、これまでの勢力分布が固定化されたBリーグに大きな変化が起こりそうで、個人的に期待しています。

今シーズンの広島はB2時代のように強力なOFでリーグを盛り上げてくれそうです。辻、ケネディーがアウトサイドから狙い、エチェニケ、ジャクソンがインサイドを攻める。寺嶋、マーフィーのトランディションやドライブも多く見れるでしょう。そしてメイヨはリーグ最高のオールラウンドなスコアラーだ。派手なOFスタイルはチームの人気も押し上げるはずです。他スポーツで見られるような熱狂的な広島ファンがつけば、Bリーグに新たな盛り上がりが加わります。そういう点でも広島には期待です。

問題点があるとすれば、ベストラインナップを探るのに時間がかかりそうなことです。完全な新チームと言っていい広島はこれからチームのアイデンティティを作らなければいけません。ある程度のスタイルは決まっているのでしょうが、では誰が先頭に立つのか。辻か?メイヨか?はたまたこれまで通りエチェニケ&ケネディーなのか?寺嶋、青木、舟生の役割は?期待のマーフィーにどれだけのプレータイムを与えられる?

広島には多くの『?』があります。これらの?が解消され、真のチームになった時、広島はとんでもないチームになるでしょう。ただ、そうならない可能性も十分にあります。強力な選手が集まったが故に、「船頭多くして船山にのぼる」とならないよう、選手には自らのエゴを捨て、チームプレイに徹することが求められそうです。

今シーズン最大のダークホースはどこまで勝ち進めるのでしょうか。


とりあえず前半はここまで!チーム数が多くなって作るのが大変です

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