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真冬の空にあらわれた南国の鳥たち

先月、氷点下を記録したよく晴れた朝、ちょっと信じがたい光景を目の当たりにした。近所の電線に南国にすむオウムが3羽とまっていたのだ。実は去年の秋、うちの家の窓から、カラスほどの大きさの緑色の鳥が3羽飛んでいるのを見かけたことがあった。鳴き声からオウムだとわかって、きっとペットで飼われていた鳥が逃亡したんだ、冬は寒いし、餌もないから、生きられるかな、と心配した。

この日で見つけたのは、秋に見たオウムのようだ。この冬は寒い日が続いたのによく越冬できたものだ。

この緑色のオウムは「ワカケホンセイインコ」というらしい。国立環境研究所のHPに「外来生物」として掲載されている。本来はインドやパキスタンにいる種で、ペットとして輸入されたものが逃げて繁殖し数を増やしているとのこと。

パースでは、色とりどりのセキセイインコの群れが、日本にいるスズメみたいに街中のどこにでもいた。パンタナール湿原にはルリコンゴウインコの群れが鮮やかな翼を広げて滑空していた。鳥かごのなかでしか見たことがないカラフルなオウムが、大空を自由に飛び回っている姿が見られるなんて、と感動したものだ。

まさか、そんなオウムの仲間が野生化して日本の空を飛び回っているなんて。。。国際化が進んでいるのは人間社会だけじゃないみたいだな。

スマフォで撮った下手な写真ではずかしいけれど、証拠として掲載しておこう。

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