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地主神社【千葉・柏市】

神社ハンターの20.315です。

見てください、20.315の神社です!
地主のための神社、地主神社です!

20.315は、ネイチャーフィールドXという200坪の土地を所有しています。
土地は元々、竹が生い茂り大木が何本も屹立する自然の宝庫です。竹はほぼ伐採が終わり、現在は野草が生え放題の動植物の楽園「ネイチャーフィールドX」となっています(→ネイチャーフィールドXマガジン参照)。

20.315はネイチャーフィールドXの地主なんです!

自宅は別にあり、ネイチャーフィールドXは20.315の趣味の場所なんです。

いや、すみません、地主神社の話です。

実はこれ、「じしゅじんじゃ」と読みます。「じぬし」ではなかったのです。残念。

地主神社は全国各地にありますが、京都清水寺の横に鎮座する「京都地主神社」(きょうとじしゅじんじゃ)が有名ですね。

京都の地主神社は、通称「縁結びの神様」。ご祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)ですが、大国主命がなぜ「縁結び」なのかは謎です。大国主命は本来的には「国造りの神」であり「農業の神」であり「薬の神様」なのです。いつのまにか「縁結び」の神様となっているわけで、この辺がとっても日本的ですね。

地主神社 柏3

ここ千葉県柏市の地主神社も、ご祭神は大国主命ですが「縁結び」とはやはり関係なさそうです。

境内にある石碑の由緒書きには、以下のように書かれています。

”ご祭神は、大物主神(大国主神)にましまし、古くから、産業・医薬・家運隆昌をはじめ、諸願成就の崇敬をあつめて今日にいたりました”

この由緒書きには「相馬御厨(そうまみくりや)」についても書かれています。御厨とは伊勢神宮の荘園のことですから、ここ地主神社およびその周辺は荘園で収穫された作物を集めた場所だったのでしょう。
もともと「相馬」は茨城県南部から千葉県北部を含めたエリアの地名です。

ご由緒書きには次の記述もあります。

”日本民族は、太古から集落が形成されると、共同の「心のよりどころ」として、必ず神社を祀りました。
当神社の創祀は、その頃に前後する古い歴史を有するものと思われます”

相馬御厨の成立は天治元年(1124年)頃と見られていますから、ここ地主神社の創建もおそらく、同年代ではないかと推察できます。

そもそも、どうしてこの相馬御厨に関連する神社の名が「地主」なのでしょうか。

地主神社 柏2

ご由緒書きにもある通り、神社の発祥または成立、建立は集落形成とともにあり、その土地の神様=産土神(うぶすなのかみ)をまつることによって、作物の豊作を祈願するためのものだったと考えられます。この産土神=地主神(じしゅのかみ、じぬしのかみ)と考え、成立したのだろうと20.315は思います。

さらに、地主神を祀るということ=国造りにも通じるということから、ご祭神が大国主命に定められた、という解釈でしょうか・・・。

この解釈は、20.315の全くの想像です。
昔々のことですから、本当のことはわかりません。本当のことはわからないので、勝手に想像するのもありじゃないですか、と20.315は思います!

【基礎データ】
■創建 不詳 ※ご由緒書きから想像すると鎌倉時代かと。
■祭神 大国主命(おおくにぬしのかみ)
■住所 千葉県柏市篠籠田650
■HP なし

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