見出し画像

『ビリギャル』(2015年公開)

受験シーズンですね!
20.315の受験は遥か彼方でほぼ忘却気味ですが、いまだに「大学卒業できへんかったら、どないしょー!?」とへんな夢を見ることもあります。汗。

『ビリギャル』を見て、受験勉強に勤しむ姿は、昔の自分を思い出しますね!

昔は合否を受験会場まで見に行くか、合格通知(入学案内書)を待つしかなかったですね。

現在の合格通知はWebで確認できるのでラクといえばラクですが、受験番号を入力してクリックする時のドキドキ感はたまらない!

ビルギャルは、滑り止めで受けた近畿学院大学には見事合格!PC画面に華やかな桜が舞うシーンは気持ちが昂ります。

しかし、本命だった慶應義塾大学文学部は「残念」な結果に。受験前に坪田先生から合格祈願として渡された缶コーヒーを、試験直前に飲み干して受験に臨んださやかですが、そのコーヒーが仇となり、本番中に下痢症状になって試験どころでなくなり、結果「不合格」。

翌日、記念受験した慶応義塾大学総合政策学部は、下痢になることもなく冷静に受験に臨めたためか、逆に見事合格!

こうして偏差値30のギャルは1年半の受験勉強で、偏差値70の慶應に進学を果たしたのです。

画像1

一種のど根性物語でもあるんですが、坪田先生演じる伊藤淳史とビルギャルさやかを演じる有村架純の絶妙のコンビネーションが、「ど根性」よりも二人の爽やかなコラボレーションを醸し出していて、観客を引き付けます。

ただ、有村架純自身が徹底的なギャルでもなく、実際に派手さを好む高校生でもなかった性格が、役を演じる上で大きな壁、苦悩になっていたことが、インタビューを通じてわかります。

金髪ギャルのさやかという役柄について「本当に、泣きそうになるくらい分からなくて、『もう考えたくない。逃げちゃいたい!』と思うくらい分からなくて・・・」と述懐。(※「映画.com」から抜粋)

そんな壁も乗り越えて、見事にビリギャルを演じ切り翌年の日本アカデミー賞に輝いています。

公開からすでに5年以上経っていますが、彼女は今や日本を代表するスターであると同時にCM女王でもありますね!

20.315は彼女が出演している2020年のJA共済のCMが好きです。

バスの中で新人の後輩と営業トークを考える有村。
有村「どういえば、伝わるかなあ?」
後輩「若者の気持ちになってみましょうよ」
   怪訝な表情に急変する有村。
有村「私、まだ若者なんだけど?」
後輩「あ、あ、はい」
有村「ん?だよね?」
後輩「あ、はい」
有村「うん、うん」

このCM、めっちゃ笑えます。

今をときめく大女優が、この台本を受け入れる度量もあり、グッジョブ!

※ヘッダー写真はブログ「ONbeHALF」から。
※下段写真はhuluから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?