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ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(鳥類&昆虫)2021・01 その24

こんにちは、ネイチャーフィールドXという開拓地を開墾している20.315です。お正月も、ずっと土木作業に勤しんでおりました!
あ、初詣は行ってますけどね。

でこぼこな土地を平坦にしたり、地面に浮き出た竹林の根を掘りだして竹の成長を阻害したり、ネイチャーフィールドXは至る所、穴だらけだったりします。

こうした土木作業、開墾作業をしていると、特に冬の季節には木の枝や電線にとまって、人間の作業を観察している「鳥」たちを見かけます。

冒頭の写真も、20.315の作業を観察していた「モズ」に他なりません。

彼らは知っているのです!

開墾や畑作業の際、土を返すために、小さな虫や幼虫などが地面に放り出されることを!

鳥類ほど「目」が良く、知覚能力に優れた生物は地球上にはいません。人間以上の視力を持っています。

4~5メートル離れた木の枝から、地上に這い出る数ミリの幼虫を発見して捕食することが可能です。しかも、人間には見えない紫外線を見ることもできます。

ネイチャーフィールドX 24-3

↑ こちらはハクセキレイですね。

ハクセキレイも、寒い季節には人間の近くにも舞い降り、地面の小さな虫やクモなどをついばんでいます。

 ↓ ムクドリたちが、20.315の開墾作業を見ています。

ネイチャーフィールドX 24-4

止まっている枝はムクノキ、つまり同じ椋(むく)です。いや、ダジャレでも何でもなく、ムクドリ(椋鳥)はムクノキ(椋木)の種子を食べるため、ムクドリと呼ばれるようになったんです。※一説です。

実はいままで、ネイチャーフィールドXに8本ほど生えている大木ですが、ずっと「ケヤキ」だと思い込んでいたんですが、これらは全て「ムクノキ」でした。ムクノキの種子も結構、地面に落ちていて、鳥たちの餌になっていると思います。

人間も、食べてOKです!
地面に落ちている熟した実はねっとり甘い!

ネイチャーフィールドXの片隅に、畑を造成しているのですが、そこには「苦土石灰」「白色石灰」に加え「米ぬか」をバラまいてすきこんでいます。たまたま地面に「米ぬか」だまりができていたんですが、さすが、ムクドリたちは抜け目ないですね。

その「米ぬかだまり」をめがけて地上に舞い降り、争って食べてました。
スズメやハトもしかり、です。

↓ スズメより一回り小さく、愛らしいメジロもよく見かけます。

ネイチャーフィールドX 25-1

可愛いですね!

小枝の中で身軽にピョンピョン跳ねて飛び回るため、撮影はムズイ・・・。
写真は、たまたま見つけたブログから拝借いたしました。

メジロは甘党として名高いですね!
ミカンやリンゴなど果物を木の枝に刺しておくと、近寄ってきます。冬は椿の花、早春は梅の花の蜜をも食します。

さて、今回の最後は・・・!

↓ ムカデです。

ネイチャーフィールドX 24-2

苦手な方には申し訳ありません!

ムカデは毒を持つ生命体として人間から毛嫌いされることが多いんですが、小型昆虫から小動物(ネズミやモグラ)まで捕食する一種の”益虫”である面も併せ持ちます。

逆に、モズやムクドリが天敵となります。
地中に埋まっている石や枝などの裏に隠れていることが多く、開墾作業で、地上に出てしまうと、一生懸命に土の中に隠れようとします。これは、明らかに鳥などの捕食者に見つからないよう身を守るためでしょう。

ムカデは、古生代シルル紀にまでさかのぼる頃に誕生した生物界の大先輩です。今から4億年以上前で、恐竜よりも前なんです。

中国や東南アジアでは、串焼きにした食料にもなっています。

埼玉県東部のネイチャーフィールドXという小さな自然の楽園の中に、古生代からの生物が棲息している、と考えるだけでとってもロマンがありますね!

※写真は「メジロ」以外は全て20.315が撮影。場所もネイチャーフィールドX。メジロの写真はブログ”Free Will”から借用させていただきました。

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