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ネイチャーフィールドX

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20.315の開墾地「ネイチャーフィールドX」。ここに生息する植物から動物、昆虫まで、生命体がおりなす生態観察マガジンです。生命体はあらゆる生物の食物連鎖の中にいます。The f…
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#変人

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン プロローグ

こんにちは。開拓地「ネイチャーフィールドX」の所有者、20.315です。 私の趣味はプロフィール欄にあるとおり「開墾」です。開拓といってもいいんですが、名前がないと話も伝わりにくいので、この開拓地を「ネイチャーフィールドX」と命名ました。 上記写真を見てください。竹林を開拓しているわけですが、なぜ、竹をこのように地上1メートルぐらいで切っているのか、わかりますか? これは、竹を全滅させるための殲滅作戦なのです。 このように切ると、竹は「俺はまだ生きている、死んでいない

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(!閲覧注意!)幼虫編 2019~2021

こんにちは! 自らの開墾地『ネイチャーフィールドX』で生命体観察している、変人で暇人の20.315です。 ↑ 『ネイチャーフィールドX』の原形。2018年12月撮影。 かつてここは、50年以上放置された竹林でした。この竹林を伐採すること約5カ月。約500本ほどの竹を全て切りました。竹の1メートル切りで、竹は徐々に枯れ果てて、ヘッダー写真のように『ネイチャーフィールドX』になっていきました。 暗かった竹林に、日光が差し込み、風雨にさらされて草原へと変貌。 と同時に、ここ

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(カマキリ他)2021・10 その36

こんにちは! 自らの開墾地『ネイチャーフィールドX』で生命体観察している変人の20.315です。 9月は長雨や台風の影響で、ネイチャーフィールドXで観察できる時間も限られてしまい、情報更新が1カ月以上経ってしまいました、すみません。 夏が過ぎ去り、現地で聞こえてくるのはツクツクボウシとコオロギの鳴き声ばかりになってきました。晩夏もしくは初秋を感じますね! ヘッダー写真は成長しきったオオカマキリです。 昆虫の種類と数が減り、見かける昆虫のメインはカマキリです。 ↑ 体の

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2021・08 その35

こんにちは! 開墾地「ネイチャーフィールドX」で昆虫観察する変人の20.315です! 今夏の関東は暑かったり、長雨が続いたり変動が大きいですね。 雨の日は、ネイチャーフィールドXでの雑草堆肥作りも昆虫観察もできませんが、晴れ間に繰り出して、たまたま見つけた虫がヘッダー写真の昆虫です。 これはアカハネナガウンカです。体長はおよそ5ミリ。名前のとおり、ウンカの仲間でカメムシ目に属します。 顔が特徴的で、Twitterなどで時々「面白い目」「かわいい」などと話題になったりしま

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2021・07 その34

こんにちは! 『ネイチャーフィールドX』という開墾地で自然観察にいそしむ変人の20.315です。 ヘッダー写真はナガゴマフカミキリです。今夏もこの自然の楽園に発生しています。かわいいですね! ↓ キイロトラカミキリは個体数が多く、大発生しています。 ↓ ノコギリカミキリです。 ネイチャーフィールドXの空中を飛んでいる姿を発見、樹上に止まったので、手で捕まえました。昆虫を一時的に確保する透明ケースに入れて、撮影。ノコギリカミキリは素早く動き回り、あっという間に飛び立つの

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(カブトムシ特集)2021・07 その33

こんにちは! 自身の開墾地「ネイチャーフィールドX」で生命体観察している変人の20.315です! 関東も梅雨が明けたら真夏日、猛暑日が続き、夏本番となりました。 ネイチャーフィールドXもカブトムシの季節本番です! 連休前にフルーツを買い込み、堆肥エリアに無造作にトラップを仕掛けました。↓ スイカ、メロン、パイナップル、バナナをこれでもか、というぐらいに放置してトラップ完成です。 翌日と翌々日、現場を観てみると大量のカブトムシが! ↑ 一年ぶりのカブトムシたちです。

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(擬態昆虫等)2021・06 その32

こんにちは! 開墾地「ネイチャーフィールドX」で昆虫観察する変人の20.315です。 とんでもない昆虫を発見しました! ヘッダー写真のベージュの物体、これ、昆虫なんです! 全体的に枯葉のような、あるいは茶色の厚紙のような質感から、これが生命体であることを見抜くことは至難の業でした。 枯葉(・・・?)と思いながら凝視していると、どうも左右対称のシンメトリーを形成していて、上部に前脚のようなものが2本、左右にも一対の脚が伸びているように見え、さらに胴体(翅)の表面も折れ曲が

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫ほか)2021・06 その31

こんにちは! 自身の開墾地「ネイチャーフィールドX」で生物観察する変人20.315です。 5月下旬になり、ネイチャーフィールドXは草原になってきて、様々な昆虫や植物がひしめく生物のワンダーランドになってきました! ヘッダー写真は何でしょう? 20.315は「こりゃアマガエルの卵や」と一瞬思いましたが、違いました。 これは、アワフキムシの幼虫のバリヤーです。 幼虫がこの泡の中にいて、泡をバリヤーとして利用し外敵を防ぎます。泡の中にアリやハチなどが侵入すると呼吸困難となり

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(果実&昆虫)2021・05 その29

実りの春・・・とは言いませんが、イチゴ類は春から夏前に真っ赤な果実を実らせる春の風物詩ですね。 こんにちは! 開拓地『ネイチャーフィールドX』で生命体観察する変人の20.315です! ヘッダー写真は、イチゴはイチゴでも、俗に言う「ヘビイチゴ」の実です。見た目にも真っ赤でジューシーな雰囲気が漂い、いかにもおいしそうに見えますが、全くおいしくありません。 毒こそないので食用可能ですが、全く味がありません。ジャム加工すれば、おいしそうですね。 ヘビイチゴも通常のイチゴと同

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(爬虫類&哺乳類&昆虫)2020・12 その22

前日、ゆるい小雨がふり注ぎ、ネイチャーフィールドXの草木に雨粒が残っていました。朝日が雨粒にキラキラと反射して、みずみずしい緑が一層きれいさを増しています。 こんにちは! 開拓地「ネイチャーフィールドX」の管理人兼変人の20.315です。 12月に入ったので、昆虫などの生物に出会う機会もめっきり減少していますが、それでも刈り取った草木を処理していると、いろんな現象に出くわします。 例えば・・・。 ↓ 干からびたカエルが、乾燥した枯草の茎にへばりついていました。 撮

ネイチャーフィールドⅩ~竹林からの変遷記録(伐採&昆虫)2020・11 その21

ネイチャーフィールドXという開拓地の管理人&変人の20.315です。 上記写真は引き抜いた竹を積み重ねた画像です。その数約100本、高さ約2メートル。これ以上は積み上げられません・・・。 さて、早いもので、2018年11月から竹林を所有し、竹や木を伐採し始めて約2年が経過しました。今回は、そのスタートから2020年11月現在までの2年間の変遷を記録します。 いわば、ネイチャーフィールドX2年間の開拓記録です! ↓ 2018年11月、竹林を伐採スタートした頃です。 4

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫&植物)2020・10 その17

10月に入り、関東は朝晩が冷え込んできました。 何だか、例年にない速さで秋めいてきましたね。 毎週末、ネイチャーフィールドXで鎌を片手に草刈りに勤しんでいましたが、200坪の草刈りって想像以上にキツイ作業です。 真夏の8月にも手作業で刈りこんでいましたが、雨が降って晴れ、晴れては雨が降ってと1週間もすれば、数10種類の植物が再生されて、またすぐに振り出しに戻ってしまいます。まさに「徒労」です。 そこで、冒頭の写真のごとく、遂に草刈りマシンを購入しました! MAKITA最

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2020・06 その7

生命体が大好きな、変人の20.315です。 上記写真に写っている物体、何の虫かわかりますか? からだ全体がずんぐりしていてやや円柱型の、憎めないヤツです。 これは「キクイムシ」です。 体長3ミリほどの極小の甲虫、かわいいですね!卵~幼虫~蛹~成虫まで、成長の全プロセスを木材の中で過ごし、幼虫も成虫も材(ざい)を食べて生きています。 ネイチャーフィールドXには「やがて堆肥β」という木々の丸太や竹の小枝を堆積した場所に、木材が豊富にありますからキクイムシにとって、とても幸

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2020・06 その6

ネイチャーフィールドXの管理人で、変人の20.315です。 今回は昆虫、というよりも節足動物の中でもクモ網クモ目に属するクモさんたちを見たいと思います。見たくない方はどうぞスルーしてくださいね。 クモを嫌う人もいますが、もともとクモは益虫なのでそんなに嫌われる筋合いはありません。みんな大好きなお米=稲の成長を阻害するバッタ類やヨコバイなどを狙ってかみつき、それらの体液を食し退治してくれるのですから、益虫=農家の強い味方といっても過言ではないのです。 冒頭写真は、ヨダンハ