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ネイチャーフィールドX

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20.315の開墾地「ネイチャーフィールドX」。ここに生息する植物から動物、昆虫まで、生命体がおりなす生態観察マガジンです。生命体はあらゆる生物の食物連鎖の中にいます。The f…
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#カマキリ

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン プロローグ

こんにちは。開拓地「ネイチャーフィールドX」の所有者、20.315です。 私の趣味はプロフィール欄にあるとおり「開墾」です。開拓といってもいいんですが、名前がないと話も伝わりにくいので、この開拓地を「ネイチャーフィールドX」と命名ました。 上記写真を見てください。竹林を開拓しているわけですが、なぜ、竹をこのように地上1メートルぐらいで切っているのか、わかりますか? これは、竹を全滅させるための殲滅作戦なのです。 このように切ると、竹は「俺はまだ生きている、死んでいない

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(カマキリ他)2021・10 その36

こんにちは! 自らの開墾地『ネイチャーフィールドX』で生命体観察している変人の20.315です。 9月は長雨や台風の影響で、ネイチャーフィールドXで観察できる時間も限られてしまい、情報更新が1カ月以上経ってしまいました、すみません。 夏が過ぎ去り、現地で聞こえてくるのはツクツクボウシとコオロギの鳴き声ばかりになってきました。晩夏もしくは初秋を感じますね! ヘッダー写真は成長しきったオオカマキリです。 昆虫の種類と数が減り、見かける昆虫のメインはカマキリです。 ↑ 体の

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2021・08 その35

こんにちは! 開墾地「ネイチャーフィールドX」で昆虫観察する変人の20.315です! 今夏の関東は暑かったり、長雨が続いたり変動が大きいですね。 雨の日は、ネイチャーフィールドXでの雑草堆肥作りも昆虫観察もできませんが、晴れ間に繰り出して、たまたま見つけた虫がヘッダー写真の昆虫です。 これはアカハネナガウンカです。体長はおよそ5ミリ。名前のとおり、ウンカの仲間でカメムシ目に属します。 顔が特徴的で、Twitterなどで時々「面白い目」「かわいい」などと話題になったりしま

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2021・07 その34

こんにちは! 『ネイチャーフィールドX』という開墾地で自然観察にいそしむ変人の20.315です。 ヘッダー写真はナガゴマフカミキリです。今夏もこの自然の楽園に発生しています。かわいいですね! ↓ キイロトラカミキリは個体数が多く、大発生しています。 ↓ ノコギリカミキリです。 ネイチャーフィールドXの空中を飛んでいる姿を発見、樹上に止まったので、手で捕まえました。昆虫を一時的に確保する透明ケースに入れて、撮影。ノコギリカミキリは素早く動き回り、あっという間に飛び立つの

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2020・07 その11

ネイチャーフィールドXの番人かつ変人の、20.315です。 7月に入っても中々晴れませんね、梅雨前線は日本列島に停滞したままで至るところで災害が起きています。謹んでお見舞い申し上げます。 ネイチャーフィールドXにももちろん7月に入り、昆虫相にも変化が訪れています。冒頭の写真は7月上旬、カナブンがカマキリに狙われている瞬間を撮影したものです。 この写真から、2つの事柄が発見できます。ひとつは、カナブンが飛来してきていることから、ネイチャーフィールドXにも夏が来たという事実

ネイチャーフィールドⅩ~生命体観察マガジン(昆虫)2020・05 その5

ネイチャーフィールドXの番人、20.315です。 変人でもあります。 5月も後半になり、関東エリアにも様々な昆虫が生まれています。 上記写真はカマキリの赤ちゃんです。体長は1センチぐらいで、卵からかえって1週間も経っていないと思われます。かわいいですね! ネイチャーフィールドXには、カマキリの卵(卵鞘=らんしょう)が無数に存在していました。↓ 以前住んでいたマンションで、冬の間に卵鞘が付いている小枝を部屋に持ち帰ったところ、ちょうどGWの連休あたりに、無数のカマキリの

カマキリ先生、すごいぜ

Eテレで放送している香川照之さんの番組『昆虫すごいぜ!』はついみてしまう番組のひとつです。カマキリになりきって、自然の中に飛び込み、目的である昆虫を探し回るその勇姿に、少年時代の自分を重ねる人も少なくないのではないかと思います。遠くコスタリカまで遠征し、なんとプラチナコガネやマルムネカマキリまで捕まえ「日本に持って帰りたい!」というその気持ち、20.315もよ~くわかります。 「自分は単に昆虫の変な生態が好きなんじゃないんです!本能のままにまっすぐに生きる昆虫の姿が最高にい