むかし僕が死んだ家
東野圭吾さんは、江戸川乱歩賞、直木賞など各賞を受賞された推理小説の大家であり著名な大作家のおひとりです。
東野さんの推理小説のジャンルも、学生モノ、加賀恭一郎をはじめとする刑事モノ、密室殺人モノなど対象範囲が幅広く、ほかにもお笑いモノ、エッセイなどの作品も出版されています。
それらの作品のを通して、老若男女問わず幅広い読者層に愛され続けている大作家なのです。
そんな東野さんの100作に及ぶ作品のなかの今回御紹介するは、
むかし僕が死んだ家 です。
僕には二つの古い家の記憶がある。
一つは、自分が生まれ育ち少年時代を過ごした家。
その家は、両親が離婚したために時を経て取り壊されることになった。
そしてもう一つの家は、、、、、、、。
ーーー
1本の電話が僕のもとに届いた。
電話は高校時代から大学にかけてつき合っていて7年前に別れた恋人・倉橋沙也加からかかってきたものだった。
彼女は、幼い時の記憶が無いと言い、わずかに記憶の残っている古い家を
一緒に訪ねてくれないか?と言った。
その家は長野の山の中にあるらしい。
沙也加の幼いころの記憶を手繰る二人の旅が始まった。
彼女が今具体的にわかっていることは、真鍮でできた握りの部分がライオンの頭になっているその家の鍵と大まかな場所だけである。
東京を出発しなんとかたどり着いた家は、山の中にひっそりと立つ異国調の白い洋館だった。
その洋館に入り中を恐る恐る探ってみると、次第にわかってくるその家で
起こったいくつかの出来事。そしてそれに関連して沙也加の閉ざされていた記憶も少しづつ呼び覚まされていく。
闇に埋もれていた沙也加の幼少時代とは?
そして、山の中の白い洋館とはどんな関わりがあるのか?
その家で2人を待っているのはどんな真実なのか???
ほん内容は、東野圭吾さんの”むかし僕が死んだ家” から
一部引用させて頂きました。
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