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”百歳人生を生きるヒント”を読んで①

五木寛之氏の”百歳人生を生きるヒント”を読んでの感じたことを書きます。

五木さんは冒頭に”百年もの人生を、どう生きていけばいいのだろうか”と読者に問うています。

また、百年人生の指標のもとを”ライフシフト”という本から引用しています。

それは、国連の推計によると、2007年に日本で生まれた子供の半分は、107歳まで生きることが予想される、というのです。今の日本で13~14歳の子供の半分が107歳まで生きると、国連の推計では出ているというのです。

数字のでどころが国連ですので、疑っても相手がでかすぎて、疑うのもはばかられます。

それに想像もできないほどの長寿社会が、もう目に見える世代で始まっているといっているのですから、びっくりです。

ますます、そんな先まで元気でいられるか?、だとか、お金はもつのだろうか?などと、不安な気持ちがさきばしります。

”ライフシフト”ではまた、われわれはいま、途方もない長寿社会へと変化していくただなかにいるが、その準備ができている人はいいない、だけれどもその変化を正しく理解した人には大きな恩恵がもたらされるが、背を向けて準備を怠った人には不幸の元になる、とも記されています。

そういった百年時代という、一見おそろし気な時代に向けてどう生きていけばいいか、どう対応していけばよいかということについて五木さんの考えがこの本にかいてあります。

五木さんはまず、準備をはじめよう、提案しています。

日本の時代で言えば、すこし前までは人生50年と言われていました。それが100年時代へと変わっていくというのですから、今までとは違った考え方が必要だろうし、対応も変わってくるだろう。まずはそういう状況への向かっていく準備をしようと言っています。

その準備について、50代、60代、70代、80代、90代と五木さんの提言はつづられています。

五木さんは今年89歳になります。そんな年齢にもかかわらず、というと失礼になりますが、昨年も数冊本を出されているように現役で文章を書かれています。その五木さんの長い人生の経験を通しての提言です。

50代では、

50代の事はじめとして、長い下り坂を歩く覚悟が必要だと、書かれています。100年生きるとすれば、50代はちょうど折り返しでいままで、上を目指して山を登って来たのが、後半戦に向けてだんだんとくだっていくのだという意識をもつことが必要です。

とは言え、今の50代は昔の50代とは異なりバリバリ現役で仕事に向かっている時期でもあります。

そういうまだ体力的に余裕のあるうちに百年時代への準備、つまりこれから先はだんだんと少しずつ下っていく人生なんだと覚悟を持ったほうがよいと言っています。

50代に覚悟を持つことが第一歩です。

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