利他学:小田 亮
「利他学」という題名にピンとこない人もいるかも知れません、
自分のことしか考えない・自分の為だけにしか行動しない、いわゆる「利己主義」の利己の相反するのが、「利他」という言葉です。
別の表現のしかたをすると、自分が直接に利益を得ることにならないのに
自分以外の人のために何か行動をすることです。
例えば、地震や台風で被害を受けた人々に対していろいろとお世話したり、手伝いをしたりすることだったり、電車やバスの車内で席を譲ったりすることもその例でしょう。
この本のなかで著者は、利他の事例やその仕組み・構造などを調査考察して解説したり、利他と反対の利己主義的な人が存在しても利他が無くなってしまわないのはなぜか、などを話してくれます。
人間の上手にDNAを通して進化していくのにおおきく関わっている、利他の考え方が詳しく書かれている1冊です。
利他学:目次
まえがき:
第一章:なぜ人間はかくも利他的なのか
第二章:何が利他行動を起させるのか
第三章:なぜ利他行動が維持されるのか
第四章:「やり手」と「受け手」のダイナミクス
第五章:利他性はどこから来たのか
第六章:利他性はどこへ行くのか
あとがき:
なお本内容は、新潮選書 利他学:小田 亮 著 を 参照しています。
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