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正社員であるべきというこだわりをすてて派遣という働き方を選択した。

仕事をはじめて1週間たちました。

8ヶ月休職していたので、さすがに初出勤の前夜は緊張してなかなかねむれませんでした。

でも今回は職場と上司にかなり恵まれたようで、前向きな気もちでお仕事ができています。

せっかくなので、どうやって気もちがここに着地できたのか、残しておきます。

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わたしはいま、小2と小5の姉妹の子育て期なのですが。
『子どもを育てながら正社員で働く』ということにずっとこだわってきたように思います。

けれど、家族の状況・夫との関係が極端に悪くなってしまったこと、当時のお仕事が低賃金なのに激務だったこと、実母が難病に罹患したことなどが重なり、こころがぽっきりとおれてしまいました。

新卒から、転職は2回したけれど、頑張って15年間走り続けてきたので、ほんとうに悔しかったです。

ちなみに夫は仕事が人生の生きがいというタイプです。
子育てのことは時間的に仕事の二の次になってしまいます。

仕事をする上で、子どもの存在が重荷になることがあるなと感じる部分(なにかあったら迎えに行く、食事の支度、学童の送迎、習い事送迎、病院送迎)は、全てにおいて現在わたしひとりが担っています。

そういうわけで、時短だったけれど正社員の週5日勤務では、わたしのからだとこころが持ちませんでした。

(いま冷静になって考えてみると、会社が倒産しそうな大変な時期だったことによるストレス負荷も大きかったと思えるのですが。)

こうしてわたしには適応障害の診断が下り、傷病手当金を受給しながら8ヶ月お休みしていました。

つい1週間前までの話です。

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わたしは見た目や言動に反して、わりと内省的なところがあります。

それはいつものことではなくて、元気なときなら、寝れば翌朝にはスッキリしているのですが。

でも見た目や性質が、前向きで素直で真面目で頑張り屋だからこそ、『適応障害』と言う言葉が最初は受け止めきれませんでした。

そんなわたしにとって、この8ヶ月のお休みは、悶々とした気もちをまっさらにするために、貴重な、大事な、なくてはならない時間となりました。

いまは、ゆっくりこころとからだを休めることができて、ほんとうに良かったなと感じています。

お休み中はたくさん泣いたし、たくさん考えたし、たくさんぐるぐるしました。

家族ってなんだろう。

子育てってなんだろう。

わたしは、本音では子どもたちとどう向き合いたいと思っているのだろう。

その中で、わたしはどうしたら無理しないで仕事をたのしく続けられるのだろう。

などなど。

ゆっくり考えた結果、

『今の自分に無理のない働き方は平日週4日、かつ時短勤務』

というところにたどり着きました。

土日祝日、ミニバスの予定で全部うまることが多いのですが。
(現在マネージャー業務を担当しており、夫は訳あって、送迎にもほぼ関わってくれません。)

平日に休みが1日あれば、友達と会ったりする自分の時間が取れるので精神的にもゆとりができるかな、と。

もともと外に出て働くのが好きで、性に合っているんですよね。

子どもたちのことは大事ですが、働いて精神的に満たされているほうが、子どもたちにも優しくなれるので。

というわけで、この条件で一生懸命求人をみてみたのですが。

この働き方ではどうやっても正社員には応募できませんでした。

ほとんどなかったけれど、仮に週4日勤務の求人だと、1日につき10時間勤務だったり。

時短勤務であれば、ほぼ絶対に週5日勤務でなければなりませんでした。

在宅勤務が週に何日かあったとしても、18時までの勤務では、結局学童のお迎えが間に合いそうもありませんでした。

どうしてこんなに真剣に真面目に働こうと思っている人に対して、日本の雇用は優しくないのだろう。

とくに、母にとって。

でも、どんなに悲しくなっても落ち込んでいても、子どもを望んだのはわたしだし、働きたいのもわたし。

この状況において、わたし自身が自分にとっての最適な答えを見つけなければ、前に進めないと思いました。

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こうしてわたしは、色々考えた結果、正社員であるべきという自分のこだわりをすてて『派遣』という働き方にたどり着きました。

派遣の登録から働き始めるまでのことも書こうと思ったけど、長くなってしまったのでまた別の機会に書けたらいいな。

ちなみに、派遣は初めてなのですが、今回はアタリの職場をひいた気がします。

すごく居心地がいいうえに、仕事も今までやっていた仕事をものすごく縮小して、めちゃくちゃ楽にしたかんじです。

しばらくの間は、給料が少なくともライフワークバランスを維持するために、今の職場で今のような働き方が続けられたらいいなぁと思っています。

ただ、ほんとうのことを言うと、業務が少々簡単すぎて物足りません。

でもこの4年間未知のことに挑戦しすぎて疲弊していたので、今のわたしにはちょうどよかったりするのかもしれませんね。

お休み中、結果的に8ヶ月も子どもたちとじっくりべったり向き合えたので、きちんと気もちと愛で満たしてあげられたのも、自分のこころの安寧に繋がりました。

実際わたしが仕事を休んでからというもの、子どもたちがとてもイキイキ楽しそうにしていたので、このまま働かなくてもいいかも、と考えないこともなかったのですが。

子どもたちが巣立ったあと、働けないかもしれないなんてことが、自分の中では考えられませんでした。
だから、あんまり間をあけず働かないと。

というわけで。
いまを楽しみながら、ちょっとスローペースで進んでいきたいと思います。

無理せずに。
つい焦りたくなる気もちを抑えて、のんびりと。

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