さざめき
私は何を思って過ごしているのか?
自分の心持ちを表現する言葉を常に持ち合わせていないのではないか。
心がざわつくような時、その原因がわからない。
ある香りを嗅ぐと、心がさざなみ立つようなゆらめきを感じる。
郷愁か焦燥か、わからない。
なぜそうかきたてられるのかもわからない。
他人に試してもらったが、どうやら私だけらしい。
となればそれは創作意欲と言い換えることができるかもしれない。
創作意欲を掻き立てられるという衝動を、心がざわめくと私は感じているのだろうか。
衝動とは熱にうなされているようなもので、形もなく支離滅裂で思いもよらぬものだ。
それに応答できるだけの語彙を私は持ち合わせておらず、ただ熱病にかかったまま踊り狂っている。
意欲とは焦燥ではないか?
常にモチベーションというものは早さに直結する。
意欲があれど手が詰まる時、人は手を休めず、不本意にも作り続けるのではないか?
何かに追われるような衝動、焦燥こそが人を動かすのではなかろうか
やらねばとやりたいは違う。
では焦燥と意欲は違うな。
だとすれば創作意欲というものは、やりたいとやらねばの間であるか?
中間だからこそ、本を出す側と出さない側、両方が使える語彙となるのか。
私は何を考え、何に衝動を感じ、何が私をこうもざわつかせるのか
ある意味人生のようなものだな。
永遠の問いかけ。
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