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何だかんだ言ってMalaysia#2

1 Malaysia Airline の機内で感じるアジア観

今年の夏の旅行は、今まで知らなかったマレーシアを楽しむ旅。

前半は、お気に入りの映画のロケ地にも使われていたランカウイ島でのバカンスを(残念ながらの曇天&嵐?!)まったり過ごしてきました。

チェックアウトの日に、惜しくも晴天…。

海の向こうの小島がいい雰囲気でお別れのご挨拶

まぁ、こんなこと今までにもあったよね、と少し恨めしい気持ちで空港へ。

スコールのため?か、10分遅延のお知らせを最後に、1時間近く離陸が遅れた(よくあることらしい)Malaysia AirlineでKuala Lumpurへ移動しました。

満員御礼のエコノミークラスは、いろいろな国の人たちが、いろいろなお国柄の個性を存分に発揮していて、控えめ?で主張しない?日本人的な私たちは、わざわざaisle seatがよくて予約したのに、後から来たアラブ系の大柄のお父さんに「奥の席に行って!」とまるで窓側譲ってあげるから、みたいな押しにあっさり負けて、さっさと席を譲ってしまったのでした…。いつも後で「こっちがいいの!」と言えばよかったと悔やむのですが、やはりここでも語学力不足に自ら屈してしまいました…。なんて文句ばかり言っていますが、快晴のフライト、窓からの眺めを食いついて見入っていたのは実は私です。

2 世界一安い?!THE RITZ CARLTON Kuala Lumpur

あっという間に到着。
直行ノンストップで約30分、KLセントラルまでKLIAエクスプレス(往復割引で一人100RM)で行こうか、ホテル直行のタクシーに乗ろうか、悩みましたが、Taxiカウンターで料金と走行時間を聞いたところ、「所要時間1時間以上、料金120RM」と何らセールスを感じることなくそっけなく言われました。料金的には恐らく大きく変わらないと思いましたが、いつも見るところによると交通渋滞がもの凄いKuala Lumpur、絶対1時間なんてもんじゃ行けないと判断し、今回もKLIAエクスプレスでKLセントラルへ。本当ならそこからはモノレールで行けば安く行けるのですが、今回のKuala Lumpur最大の目的である、「世界一安い?!THE RITZ CARLTON Kuala Lumpur」の所在地が今一つ地図上で分かりづらかったので、タクシーに乗ることにしました。残念ながらGrabを今一つ使いこなせない私たち…こちらもTaxiカウンターでの定額前払い(たしか40RMだった?)です。

Taxiの車窓より水滴付きの街並み

今回はランカウイ島が目的でしたが、最近ホテルマニア?の夫の「Kuala Lumpurのリッツって世界一安く泊まれるみたいだよ」の一言で、「行ってみたい!」とすぐその気になる私。正月のバリ島旅行で滞在したリッツの素晴らしさが蘇ってきて、ぜひとも体験してみたいという気持ちにかられたのでした。「世界一安い」が気にはなりましたが、物価?規模?…まぁなんでもいいや、旅の締めにリッツに泊まろう!


高級ブランド街 inブキット・ビンタン

ここがクアラルンプールを代表する中心街「ブキット・ビンタン」。高級ブランドの看板が煌びやかに連なっています。

Taxiでホテルの近くまで行くのですが、なかなか到着しない…。またもや遠回り作戦(韓国での苦い経験)?…でもすでに定額料金は支払い済み…。少々不安な私たちをよそに、ドライバーさんは狭い路地裏?へ入っていきました。

こんなところにリッツ?!

大きなホテルやビルに囲まれた、どちらかというと裏路地のようなところに、かの「THE RITZ CARLTON Kuala Lumpur」の表玄関?がありました。周りの雰囲気はともかく、タクシーを降りるとすぐに、「これぞリッツ!」的な雰囲気のドアマンの方がお出迎え。クールにチェックインカウンターへ誘います。格式高い雰囲気と老舗特有の古本のにおい?のような(あくまで私感)厳かな空気感。「2泊以上すると100$プレゼント」のタイプを予約していることを確認(忘れられていたのでチェックアウト時に要再確認)してお部屋へ。(今回はアップグレードの有無を告げられなかったので、期待薄)

「ドアが開かない?!」

これ、リッツあるある?

荷物を持ってきてくれたポーターの方に助けを求めると、実に独特で難しい?!(上に持ち上げてから手前に引く)ドアの開け方に苦笑い。

さぁ、お部屋は?!

シックで上品なインテリアが素敵です
トイレ・シャワーも別個室タイプ


さて、アップグレードについては…恐らく18階/20階というあたりが落としどころ?みたいです。他の部屋が分からないので偉そうには言えませんが、テレビ付きの浴槽(見ませんでしたけどね)や広い洗面所、シャワーやトイレが別に個室になっているあたりを見ても、よいお部屋にしてくださったのではないかと推察し、満足することにしました。

ただ、大きなビルに囲まれているホテルなので、残念ながら数少ない景色の良いお部屋にはアップグレードならず…。

少し落ち着いて…

「和食!和食が食べたい!」

これは、Kuala Lumpurに向かう飛行機の中から二人で何回も話していたことで、とにかく和食に飢えていました(二人の食べたいものがこんなに早く一致するのは珍しい)。…ということで、すぐに街に繰り出しました。

「和食!」、「和食レストラン!」…鼻を利かせて…もはや研ぎ澄まされた直感!大通りの向かいにあったビルの雰囲気から、「きっとここに和食のお店がある!」ということになり、信号へ。

信号は赤なのに、周りの人たちが渡り始めます。???危なくない???初めはそんなことしちゃだめだよね、と善良な市民でありたいとひたすら待っていました。…が、いつまで待っても青にならない。待ちに待ってようやく青、と思いきや、たったの15秒でまた赤。

この信号どうかしてる?!

車は大渋滞で少しも進まない、それなのに信号はずっと赤。歩行者は15秒だけの青。そりゃぁ、渡りたくなるよねっていう気持ちが分かりました(ダメですけどね)

こういう時の鼻の利き方には自信があります(ガイドブックより自分たちの鼻の利き方の方が信用できるくらい和食に飢えていた?!)私たちが狙いを定めたビルに、TOKYO STREETというネオンの看板がありました。足早に近づいてみると、夢のような世界!和食のレストランがずらり。日本の小物や商品が売っている店が屋台風に軒を連ねていました。

海外から見る日本はこうなんですね

いくつかある和食のお店のメニューを品定めしながら、時々現れる見慣れたお店に目が行ってしまいます。海外から見る日本ってこういうイメージなんだなと新鮮な気持ちにもなります。ゲーム機なんて日本じゃ気にも留めないけど、海外で見ると確かに面白そうに思えるなぁ…なんて。

「寿司だな、やっぱり」という夫の一言で、「すしざんまい」に決定!メニューを見ると、あれも食べたい、これも食べたい、と目が欲張ります。毎度のことながらやや注文過多。私が一番食べたかった「うどん」は注文前に胃袋がギブアップ…うどん食べたかったなぁ…。結局、翌日の夜も「すしざんまい」。二夜目は計画的に注文し、無事念願の肉うどんまでたどり着くことができて満足。

Kuala Lumpurは日本人がたくさん住んでいるのか、日系のお店が多い気がします。同じビルに入っていたスーパーマーケットでも、おなじみの日本食材がたくさん売っていて(もちろん場所柄もあって値段は高いけど)、この街は日本人が住みやすい街みたいです。

結構いい場所に置かれてあったので人気商品なのでょう。


またしても部屋飲み用のワインだけを買って部屋に戻ると…

さり気なくも質の高いホスピタリティ

机に手紙付きのウェルカムスイーツがたくさん置かれていました。喜ぶ私をよそに、「ねぇ、スリッパの中身が入っていないよ」と空のビニル袋をもって少々不信感を顔に出す夫。ふと目を足元に…なんと!ベッドのわきに袋から出されたスリッパが置かれていました。これは初めての経験でしたので、「ほぅ…」とさり気なくも質の高いホスピタリティに、少々上から目線となりますが、感心してしまいました。

今回のリッツ宿泊に秘めた目的(毎回あります)は、ホテルのアフタヌーンティに行くこと。以前シンガポールのホテルのアフタヌーンティに行ったとき、日本では考えられないほどのお手ごろな料金に味をしめ、今回も狙っていました。前回無理やりに連れていかれた夫も、実はシャンパン付きのコースがあることにご満悦、結構気に入っていたので、今回も「シャンパン飲めるから行こう!」と半ば無理やりの計画。

さて、また電話での予約です。ランカウイのspaの予約で冷や汗をかいたので、今回は初めから「I can’t speak English well」と伝えると、「OK!」と優しく笑って、そこからはゆっくりと話してくださったおかげて、ほぼ理解できながら予約が取れました。12:00からと3:00からを選べましたが、量が多いことも知っていたので、ランチに合わせることにしました。今回は100$のポイントが付与される予約だったので、シャンパン付きコース(300RM)×2名でもお釣りがくるという嬉しい状況でした。

初老夫婦にはちょっと食べきれなさそうな量
好きな香りの紅茶を選ぶところから始まります

和食レストラン探しの鼻は利きますが、紅茶の香りはどれもいい匂い…くらいしか分からず、結局スタッフさんのおすすめにしました。私たちの後に来た方が、長い時間をかけて熱心に説明を聞いていたので後ろ姿頂きました。

シャンパンはロゼで、お酒が分からない私にも美味しく感じられましたが、昼間のお酒はちょっと効きます…顔が赤くほてっているのが自分でも分かるくらいでしたが、がんばって?全部飲み干しました。大満足のアフタヌーンティでした!

午後は、酔い覚ましに?ペトロナスツインタワーまで歩こう!ということになりました。ブキット・ビンタンからは、交通機関を使うより、屋根付き(冷房付き?)遊歩道が整備されていて、歩いても30分はかからないと調べていたので迷わず徒歩。ビルとビルを渡り廊下で繋いだような遊歩道をかくかく曲がりながら、だいたい20分?くらいで到着しました。

ペトロナスツインタワー・ダイヤモンド!

てっぺんの太陽がとってもまぶしくてキラキラしていたので、「ペトロナスツインタワー・ダイヤモンド」を撮りまくりました。

勢いのあるKuala Lumpurを感じる1枚

以前ここに来た時(10数年前)に比べて、街がどんどん進化しているのを感じました。勢いみたいな、ちょっと日本では感じられないエネルギ?的なもの。東南アジアが面白い、そんな魅力の一つです。

何だかんだ言ってMalaysiaの旅も終わり。

最後のお楽しみ ゴールデンラウンジでのんびり
KLIAの見慣れた景色ともしばしのお別れ

今回の旅で今まで知らなかったMalaysiaを、ちょっとだけ知ることができました。まだまだ、素敵はたくさんありそうです。

今度はお正月のバリ島旅行で再訪問する予定です。今年度は、私の退職記念?…というより、ようやく自由に旅行ができるようになったため、夫が計画しまくっている旅行を存分に楽しみたいと思います。

秋からは、新しく初めた、北軽井沢Second House sch-sch(貸別荘)の仕事を本格的にがんばります。もうすぐサウナ小屋ができます。たくさん働いて、たくさん遊んで、残りそうたくさんはないであろう元気なうちに人生を謳歌したいと思います!

ご拝読ありがとうございました。


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