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4月 学級開き(2年生の実践より)

割引あり

そろそろ新任校が決まって、いよいよ4月からは小学校の先生!というみなさん。ずっと先生になることに憧れていた、なんとなく先生でもやってみようかなと思った、とりあえず先生をやってみようと思った、などなど、いろいろなきっかけがあると思いますが、こんな時代に先生になってみようと思っていただけたことが嬉しいですねぇ。

これから実際に学級や専科を任され、受けもつクラスの子供たちにとっては唯一無二の存在となり、たくさんの保護者に頼られ…考えれば考えるほど①ワクワクする②ドキドキする③心配で仕方ない、と今の心境は様々でしょう。わからないことだらけの今の気持ちがとっても大切だと思います。わからないことだらけだから、いろいろな経験を通して分かっていく楽しさを味われるし、わからないことだらけだから、たくさんのことを吸収できる。

わからないことだらけだから、いいんです。

少しでも役立ちそうなものがあったら実践してみてください。実践しながら自分流の実践に進化させていくのも楽しいものですよ。

子供が「楽しそう」って思ったら成功

1 profileカード(1年間掲示)

1年間掲示する意図を明確に

🔳登校しづらいお子さんへの配慮
写真を貼る担任も多いのですが、今の時代、学校に登校しづらいお子さんがいる学級もかなりの数あります。写真を貼っていない子と貼っている子が混在するのはよくないと思うので、敢えて写真なしのカードにしました。登校しづらいお子さんのカードは保護者の方にお願いして書いてもらってもいいし、電話や訪問できたときにインタビューして担任が書いてあげるのもいいです。掲示後、全体を写した写真を見せてあげて「あなたもこのクラスの大切な1人だよ」というメッセージを伝えることが素敵な出会いの一歩となります。

2 新学期書き初め(最初の保護者会時に掲示)

一人一人のお手本
個に応じたお手本
やる気にさせるカラー印刷

🔳実態応じた用紙設定
今回はちょっと背伸びして行の用紙にしましたが、実態によってはまだマスの方がよい場合もあります。そこは無理せずに、目の前の子供たちの実態を見て決めるといいです。書き初めなので、やはり丁寧に正確に字を書くということをめあてに学習したことを、掲示物に近くに貼って伝えることも大切です。

3 なかよしサイン集めBINGO(学級開き2日目から3日目にオススメ)

学級開き初めの一週間は、やらなければいけないことが山積みで、やりたいと思っていることがなかなか実現しないもの。その中で、やっぱい最優先したいのは、子供同士のコミュニケーションの場を作ってあげること。すぐ友達を作れる子は問題ありませんが、「友達作り、だめだ...」とあきらめてしまう子供もたくさんいます。あきらめてしまわせてしまう前にぜひ、いろいろな活動を取り入れたいものです。

■「おんなじ!」が嬉しいゲーム

楽しく自己紹介

初日に自己紹介をしたいという場合もありますが、敢えて次の日かその次の日に行います。
【ゲームの進め方】
❶好きな色、食べ物、遊びを書きます。
❷まず、お隣さん、前後の友達と自己紹介(名前、好きな色、食べ物、遊び)し合って、サインを書いてもらいます。
❸先生のサインは集めた後に書くと伝え、ゲームには参加しません。
❸音楽をかけてスタート。教室を歩き回ります。
❹音楽が止まったら、近くにいた友達と自己紹介。
❺好きな色、食べ物、遊びが同じ友達に出会ったらサインを書いてもらいます。
❻10分~15分たったら、一度席に戻ります。
❼サインのない枠がある子には、「後で休み時間にやってもいいね」と伝え、いったん区切る事が大切です。
❽活動をしてみての感想を発表させます。例えば、「誰と〇〇が同じでびっくりした、嬉しかった」など発表する例を挙げてあげると言いやすいかもしれません。BINGOの数だけに目がいかないように、感想のポイントを示すことは担任の役目です。

■サインが少ない子がいないか、ワークシートを覗きながら子供の様子を把握します。できるだけペアづくりを支援してあげましょう。

4 学級通信はそのうち…(おまけ程度に)

無理しないことが大切

学級通信はとってもクラスづくりには有効だと思いますが、初めのうちは無理しない方が賢明です。目標としては1学期末【夏休み突入号】くらいから始められたらいいですね。やらなくったって全然かまいません。私は好きだったので(それでもシンプルな内容程度)いろいろ工夫しましたので、おまけ程度に。

ニュートラルな時間を大切に。ほとんどのことは「分からなくて当たり前」と思いながら、新しい知識を吸収することを楽しみながら、先生の第一歩を踏み出してもらいたいなぁって思います。

【今回紹介した資料】

【word資料】

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