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ボークス IMS K.O.G.を作ってます。

タイトルの通りです。8月の半ばから製作を開始し早1ヶ月が経過、〆切は10月末にある予定の模型展示会となっています。他にも新作作ってあげたい事を考えると進捗は芳しくないですね。初めて触るシリーズについて、せっかくなのでここまでの所感を書いてみようと思います。ちなみに原作未読につき細かい仕様については語ることができないのをあらかじめご了承ください。

F.S.S.のプラキット群『IMSシリーズ』はどれも造形が素晴らしく、素人目には設定画の雰囲気を良く再現していると思います。当然ほぼ新規金型で作り起こされたK.O.G.もそうで(一部LEDミラージュのランナーを使用)、そこに関しては非の打ち所がないと感じました。原作未読なのにキット買っちゃった理由は単に見た目に惚れ込んだ、というところにありますので満足感たっぷりです。

さて、模型の中身の話です。ボークス製のプラモデルは過去にバーチャロンシリーズのテムジンとフェイ・イェンknを作りましたが、その時より格段の進化を感じました(サイズの違いによるところも大いにあるのは理解しているつもりです)。特にテムジンの関節構造はなかなかの曲者で有名でしたがK.O.G.についてはそんな事はなく、多分完成後に動かしても壊れる事はないだろう、という安心感があります。具体的には3mm以上の太めの軸+ポリパーツという古典的故に堅牢な作りです。まあこの辺含みで別の問題を抱えているのですが…。

ディテールは、正直良し悪しありました。頭頂部のモールド群はしっかり深めに掘られており、私は彫り直しの必要性を感じませんでしたが、おでこにあるレリーフ類は少々ダルくこのままでは表面処理中に削り落としてしまいそうだったので掘り直し&慎重な作業を要する箇所でした。

問題点の話をしますと、このキットに限らずメーカーによっては日常茶飯事なのかもしれませんが、あまり合いが良いとは言えません。前述した関節軸についてもちょっと太いものが多くやすりで軽く撫でながら調整して…という工程を必要としますし、ハメ合わせて見るとパーツがぴったり合わないのでダボピン飛ばして接着したり等々の作業が必要です。各所でレビューされている内容としてはストレスフリー!みたいなのが多かったのですがここは少しイメージと違い、キレイな完成品が欲しければ相応の頑張りが求められるキットであると思います。(繰り返しになりますが努力に見合うだけの満足感を与えてくれるプラモデルである事は間違いないです。)

今は表面処理〜合わせ目消し作業をしていて、残すところあと両腕+αぐらいになってきました。時間をかけている分いいものにしたいというのは当然として、終盤早く完成品が見たくて仕上げが雑になりがちなきらいがありますのでその辺も注意しつつ。
“問題点”なんて言いましたが、手のかかる子ほど可愛いものです。完成時の達成感もひとしおでしょう。

特に金色の本体色なんかはプラ/塗装で大きく見た目に変化が出るところなので、色がついたときの事を楽しみにしながらもうしばらくこのプラモデルを味わおうと思います。

おわり

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