アンチ・ハロウィン人間がハロウィンパーティー主催してみた
私ハロウィンアンチです。
日本人が聖なるイベントの良いとこどりしてはしゃいでるだけだと思っているし、ハロウィンについての背景知識が無すぎるので、自分がハロウィンではしゃぐなんておこがましいと思っています。
でも先日、民俗芸能とハロウィンは「決められたタイミングで人々が集い楽しむことができる」という共通点があるのではないかと指摘され、民俗芸能を守ろうとしている私がハロウィンに対してアンチすることは、ある意味矛盾しているのではないかという考えに至りました。
そこで「じゃあハロウィンやってみよっか」と思い、ハロウィンアンチである私がハロウィンパーティーを主催してみたという話です。
ですが、ハロウィンパーティーを思いついたのがパーティー前日だったので、さすがに弾丸すぎるだろと思い、2~3人程度家で集まることができれば上等!と思っていました(もっと計画性をもて)。
声をかけたのは4月から2か月間一緒に簡易的なゼミで活動をしたメンバーです。
入学後、学部内で便宣的に割り振られるゼミなので、普通はゼミの授業終了後プライベートで再集結するなんてほぼないそうなのですが、うちのゼミだけなぜか今もちょくちょく動いていて、何より謎に仲がいいので声をかけてみました。
そしたら、フランス留学中のヤツ以外は全員来てくれるという謎のフッ軽展開!
しかも後から聞いたら半数は次の日有機化学のテストあるらしいです(大学生怖い)。
主催しておいて大変申し訳ないのですが、ハロウィンパーティー当日私だけが9時から18時までぎっしり授業が入っていたので、他のメンバーが買い出しに行ってくれたり、人生ゲームや謎のカードゲームをもってきてくれたりしました(感謝!)。
なまかじり用のレモンとヘリウムガス持ってくる人もいましたね。
18時に集合し、みんなで部屋の飾りつけをし、ハロウィンパーティーが始まりました。
最初は普通にしゃべりながらいろいろ食べ、そのあと人生ゲームとカードゲームをし、途中でレモンを全員でかじるという謎イベントを挟みつつ、阪神ファンの金髪男がヘリウムガス吸って締めの言葉を言って終わりという流れでした。
解散したときにはとっくに日付が変わっていましたが、めちゃ楽しかったというのがハロウィンの第一印象です。
冷静になって振り返ってみると、ハロウィンは確かに「ハロウィン」というのを口実に人と人を結び付けたりコミュニティーを作ったりする効果があるなと感じました。
実際、一緒に買い出しに行ったり飾りつけをしたりする過程で会話はたくさん生まれていたし、お互いのことをさらに知り合うきっかけとなっていて、仮装やパーティーという本来の目的を達成するための前後の活動にもとても価値あるように思えました。
これは祭りを成功させるため、準備や片づけに人々が集まり協力し合うことで集落の団結力が高まり人々の居場所が生まれるという、私が最も大切にしている民俗芸能の側面とほぼ一致しているのではないかと思います。
つまり、目的とするメインイベントに対する正しい知識や背景、強い想い等がなかったとしても、きっかけや名目があれば、人と人を結び付けるという機能ははたらくということなのでしょうか。
とはいうものの、(あくまでも日本という環境下では)民俗芸能とハロウィンを同等視することに私は未だに抵抗と違和感があります。
自分が核としている部分をどちらも達成できる可能性があるというところまでは分かりましたが、2つを一緒にするのはなんか嫌です。
2つは一体何が違うのでしょうか?
費やしてきた時間?準備と片づけの質?関わる人の想い?手軽き?事の重大さ?イベントの貴重さ?…
なかなか難しい問題です。
とりあえず今度はもう少し計画的にクリスマスパーティー企画しようかなと思います笑
みんな集まってくれてありがとう。
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