相手からの印象が良くなる聞き方

姿勢に表れる精神状態

その場の気持ちは言葉にしなくても姿勢に現れます。

  • オープンポジション(開く姿勢)

    • リラックスしている状態

    • 両手を広げ、足を開き、軽く胸を張る

    • 全身が開いたような姿勢で説得しやすい

  • クローズドポジション(閉じる姿勢)

    • 緊張や悲観、嫌悪感を抱いている状態

    • 腕や足を組み、全身をすくめるような姿勢

    • 会話中にこの姿勢だと、相手に不快感や不信感を与える可能性がある

基本姿勢としてオープンポジションで聞き手に回ることで、印象をよくする第一歩となります。

シェフレン理論

  • 足で心理がわかる

    • 20分間の足の組み換えの回数が4回以上:感情を抑制している

    • 右足が上:内気

    • 左足が上:わがまま

    • 足の方向:興味がある

非言語的コミュニケーション

  • 表情

    • 緊張:瞬きが増える

    • 嫌な人の前では眉間にしわがよる

    • 恐怖:目を大きく、半開き

    • 好きな人の前:表情筋が動く

  • 身振り

    • 手足を広く:心を開く

    • つま先がこちらに向かない:退屈

    • 手を顔に合わせる:心配ごとや嘘

    • 喉や顔の周りを頻繁に触る:なだめ行動

    • 両足を閉じて直立:従順

    • 視線がきょろきょろ:表情がぎこちない

    • 女性:好きな人の前でワントーン上がる

    • 声のトーンが高く早口:興奮、緊張

    • 声のトーンが低い:警戒心

脈ありのサイン

  • 前のめりで聞く

  • ボディタッチが増える

社会的比較理論

無意識に他人と比べて、自分の立ち位置を確認します。

  • 上方比較

    • 向上心が高い

    • 自分に自信がある

    • あまり高い人と比較すると注意

    • 対等・同等のパートナーが良い

  • 下方比較

    • 自分に自信がない

    • 向上心が低い

ミラーリング

相手の行動をまねることで好感度が上がります。似ている人を好む「シンクロ効果」を利用します。

  • しぐさ、口癖、テンポ、口調やイントネーションをまねる

    • よく観察する

    • さりげなく行うことがポイント

クロスオーバーミラーリング

  • 類似行為

    • 相手がドリンクを飲む

    • 耳に手をやる

ペーシング

  • 声の大きさや高低を合わせる

  • 会話のペースを合わせる

バックトラッキング

  • 相手が言ったことをオウム返しする

その他の心理メモ

  • 同調圧力

    • 多数意見に左右される

  • 敵意帰属バイアス

    • 相手に悪意があると解釈しがち

    • 攻撃的、切れやすい

  • 行為者・観察者バイアス

    • 他人のミスは不注意、自分のミスは仕方がないと考える

  • セルフサービスバイアス

    • 成功は自分の努力や能力のおかげ、失敗は環境が悪かったと考える

  • 正常性バイアス

    • 事件や災害を過小評価して「自分は大丈夫」と思う

  • イエスメンタルセット

    • 小さな頼み事から重ねていくことで、大きな頼み事も引き受けてもらいやすくなる

  • インタビュー効果

    • メモをとることで、相手に好印象を与え、より多くの情報を引き出せる

叱りのマナー

  • 怒り=叱りではない

  • すぐ叱る:時間が経つと効果が薄れる

  • 短時間:5分以内で済ませる

  • プラスの言葉:ほめる→叱る→ほめるの順で

  • 個別に叱る:他の社員がいないところで

  • 上から目線は避ける:同じ目線で

  • 感情的にならない

  • 理由を話す

  • 手短に

  • キャラクターに触れない

  • 他人と比較しすぎない

  • 根にもたない


このような方法を実践することで、相手に不快感を与えずに自己主張ができるようになります。コミュニケーションの質を高め、より良い人間関係を築くために役立ててください。

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