なにも、ない

これからのキャリアについて、色々と考えを整理する目的で立ち上げた本noteですが、従来から私の頭の中は資格試験に埋め尽くされていて、そもそもの「キャリアとは」的なことについて、これまであまり考えてこなかったことに気づきました。
いや、正確には、目を背けてきたのかもしれません。

とりあえず、書店で関連書籍をざっと立ち読みし、気になった本を購入して読んでみました。




読んでわかったことは、これら書籍の前提とされているのは、転職してキャリアを積み重ねていくという人生(当たり前)。そして、そういった人生を歩む上での必要要素が、自分には「なにも、ない」ということ。
本の内容については直接触れませんが、感じたことを以下つらつらと。

基本的には、自分のこれまでの人生を棚卸して、強みと弱みを把握。それらと、今後自分が歩んでいきたい方向性とを擦り合わせてキャリアを決めていく、というのが一般的な転職のセオリー。
ゼネラリスト型の職場で漫然と仕事をこなしてきた私には、転職で自分を売り込む材料がない。
産業構造的に比較的高給である職種の場合、収入を維持した転職は困難。
転職市場においては 実務経験>資格 である。未経験有資格者は、若い場合はポテンシャル採用もあるが、ミドルだと難しい。
短期的な収入ではなく、10年先を見据えてキャリア構築する。
サラリーマンとして、転職でキャリアを積み重ねていく人生は、もうあきらめた方が良いだろう。給料収入という面では、今の会社に残った方が人生トータルではメリットが大きい。

これら本を読んだことで、資格試験から少し距離を置いて、より客観的に自分のことを考えられそうな気がしてきました。
むしろ、ちゃんと資格試験を諦めることができそう、というのが正確なところかも。


そして、今自分に問いかけているのは以下。

結局、資格者になりたかったわけではなく、「お金」に対する心配・欲求だったのでは。
結局、不安感を紛らわせる手段として、資格の勉強に夢中になったのでは。
結局、サンクコストの呪縛では。
結局、自分の能力を高く見積もってしまっており、資格取得という事実でそれを証明したかったのでは。



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