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【映画『今日も明日も負け犬。』】


 苦しみ、悩みを持つ親しい人に対して、その状況や気持ちを想像したり、おもんばかったり、寄り添おうと思う。
しかし結局、その苦しさの本当のところは当人しかわかりえないものである。
 しかし、そうであっても、あきらめるのでなく、何としてもどこまで寄り添っていくには?

 ~と本日、中学2年生から、起立性調節障害を発症した監督・西山夏実氏とその経験を本にし、脚本にした小田実里氏、そして集まった現役JK(女子高生)製作の映画『今日も明日も負け犬。』を鑑賞して思ったこと。

 国際ソロプチミスト福岡ー南の主催のチャリティー映画観賞会で取り上げられたのは、映画製作の経験のない現役女子高生28名が集まり、「起立性調節障害」を持つ夏実の軌跡である。

起立性調節障害というのは、自律神経の不調から朝起きられないくなるというもので、思春期に多く発症する疾患らしく、映画によると、ちゃんとした薬はまだないと言ってたように思う。

学校に行きたくないわけではないのに、朝、起きられず、学校に行けなくなり、不登校の連鎖が始まる。
自分自身が、自律神経の乱れから体調不調をきたしているのに、「起きられない」=「怠けている」という印象を与え、身体的にも精神的にも二重の苦しみに襲われることになる。

 この現実をどうやって生きていくのか?
監督の闘病生活は体験者でしかわかりえない気持ちや感覚を自分が回すカメラに納められ、実写化され、世に出ていき、日本のみならず、海外でも反響を得たとのこと。

 映画を作ったことがない全くわからない状況から本編63分の映画を1年間かけて作り上げたというのは、まさに偉業!
あっぱれ!女子高生たち!である、

*近々DVDが販売されるそうです。
HP もご紹介!

#今日も明日も負け犬 #JK

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