【成人式の着物の話】
成人式の日、着物の先生のアシスタントが足りず、手伝いに行った友人の話。
16名の新成人のお嬢さんたちのうち、14名がレンタルの着物の持ち込み、2名がおばさま、おばあさまの着物の持ち込みだったとのこと。
「それが全然違うのよ、レンタルと昔の着物!品物が違うって言うか。レンタルのは、今の流行の感じなんだけどね、昔の着物と質感が全く違うのよ。手触りや感触が違うの。こんなに違うと思わなかった。もちろん自分でお持ちの着物は品物がいいから代々伝えようとなさるんだろうけど。」
昔々は成人式の前には「呉服屋」さんの広告がたくさん入っていたような気がする。
振り袖は、あつらえられる事も多かったが、今は呉服屋さんも以前ほどなくなったような気がするし、成人式の着物を新調するという雰囲気もご時世で激減しているような…。
現代においては、成人式の着物はレンタルするものになっていっているんだろうなと話を聞いて思ったし、また同時に、ご自分持ちの着物は何十年経っても大きな流行にも左右されず、世代を超えて伝えられる技術と手間があるんだろうな。
もちろん地域によっては、今も昔も変わらぬ成人式の振り袖文化があるに違いないのだろうが…
振袖は未来永劫、"不滅"?
未来永劫は生きられないから、行く末はわからないが、残っていてほしい…。
興味深かったので、備忘録として…。
#振り袖 #成人式