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【10円玉を使って公衆電話をかけてみる!】

【10円玉を使ってダイヤル式公衆電話をかけてみる!】

「きゃあー懐かしい!」
思わず、声をあげ、駆け寄ったピンクの公衆電話!

ダイヤル式の公衆電話が設置されていたのは道の駅!

昔はどこにでもあったが、今はとんと見なくなった公衆電話…

栓抜きを使わなくなった…と先日、書いたが、公衆電話も使わなくなった。
携帯電話の普及で、"公衆電話"というものが必要でなくなってきたのである。
携帯電話の普及は、公衆電話の滅亡を促した…。

プッシュ式でテレホンカードタイプ&10円硬貨で使用する公衆電話は、まだ駅や公衆の場で設置されているのを見るし、緊急のことを考えたら、公衆電話というものが、なくなることはないだろう。

しかし、10円玉を入れてダイヤルを回して、使う公衆電話は最近、ほぼ見たことがなかった。

そういえば、以前、若い世代はダイヤルの電話の使い方がわからないと聞いたことがあった。

果たしてそうか?

一緒にいた高校生と中学生の姪にこの公衆電話から、私の携帯電話に電話してみるよう言ってみた。

二人ともダイヤルの電話は見たことがあったようだが、ダイヤルの公衆電話は使ったことがなかった。

それぞれに10円を渡してみると、10円玉を入れるのは、問題なし!
が、そこから、ダイヤルを回す段階になると、どこまでダイヤルを回して切っていいのか、わからなかったようだった。

目の前にいる私に電話するわけだから、私が横でダイヤルの回し方をいちいち指導。

10円玉を入れる公衆電話では、電話が相手とつながった時、10円玉の落ちる音がカシャとする。
そういうものだと使い慣れている私には自明の理なのだが、彼らにはその音は、電話が切れた?と思う音に感じたようだ。(10円玉が落ちる音が電話が切れた音に感じると知った私も、そんなふうに感じるんだと新鮮な驚きだった)

さて、実習?は続く…
私「もしもし、公衆電話で聞く声はこんな感じだから」
姪「うん、わかった」
〜と言っているうちに切れた。

公衆電話から携帯電話の会話は上記程度で切れてしまう。
厳密にいうと、10円玉で携帯電話にかけて話せる時間11秒程度…。

私「10円で携帯電話にかけた場合は、ほんの一瞬しか話せないから!わかった?」
姪「わかった」

お互い真横で電話を掛け合うマンガみたいな状況だった。
目の前にいる者同士での電話のやりとりは、周りの人から見たら、滑稽だったろうな。

が、これは貴重なチャンス到来!
ダイヤル式公衆電話がなかなか見つけられない昨今、見つけた時のチャンスは逃してはならじ!
次、いつ10円玉硬貨投入のダイヤル式公衆電話に遭遇できるかわからないもの。

思うに、今後は、もうダイヤル式電話を使うことはないかもしれない。
だからこそ、こういう電話機があったんだよと伝えておきたい!

久々に回したダイヤルは本当にトロかった。

ダイヤル式を経験していた私にも今やダイヤル式は、もどかしく、もうダイヤル式には戻れないだろうと感じた。

しかし、昔、一生懸命、ダイヤルを回して電話していたなぁ…そんな自分も思い出す。

懐かしい感覚が甦った3月21日春分の日…

#ダイヤル式公衆電話 #ダイヤル式電話 #昭和慕情

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