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展示感想: <新春のありがたきもの>Gallery FACE TO FACE・新年のグループ展 40 Artists New Year Group Show 2024+ ー PART1、その3

 グループ展感想、第三弾です。まずは、國川裕美さんの彫刻です。彼女は、進んだり、戻ったりする様を、亀になぞらえて表現しています。彼女の使う石は多胡石といって群馬県の高崎でしたか取れない石だそうです。砂岩の中の鉄の成分が赤い層をなしていて、石の年輪のような印象のある石ですが、それが木彫のように作品の風格を出しています。年を重ねる初春にふさわしいです。


立体を続けますが、極楽堂さんの根付けのような作品です。

磨かれたような木の表面が、鮮やかな一品です。釘隠に使われる蝙蝠や行き来するカエルなど、吉凶禍福、陰陽を思わせてくれる珍しい一品です。

船山佳苗さんは、いつもの不思議な生き物です。


今回は、プラスとマイナスのドライバーの尻尾を持つ生き物です。船山さんの描く生き物は、ある何かを中心にイメージが広がって生まれる、そんな印象があるように思います。

 最後に、船山神社でのおみくじがでています。霊験あらたかです。占ってみたいかたは、どうぞ。



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