展示感想:第十五回「工燈」その二
若手、工芸のグループ展「工燈」終了しました。今回も味のある展示だったと思います。
宮本さんは、本拠地の秩父から、今は京都におすまいです。
彼は、今回、菅原道真の彫像を出していますが、今回は選んだ木の違いか、柔らかな色調に纏まっているようでもあります。
下の写真は、ハト小物箱です。
梶浦さんの作品、弁財天が興味を惹きました。
この作品、椿で作成されているそうです。木の心持ち、違いというのは面白く、椿は、硬い上に、その木目が入り組んでいた大きく割を入れるのは大変だそうです。でもその分、最終段階での削りは、気持ちがいいように進めることができるということでした。
木の性質ひとつひとつに個性があり、手作業の技もあるようです。
作品を見に行った時、その表現だけでなく、もっと積極的に多くの世界に触れてほしいと思います。
「工燈」は今日までです。
宮本さんも今日は来られると聞きました。