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表現再考: 粛々と、日々がすぎ

 暑い暑いと思いながら、気がつくと寒いなと思うことも増えています。

 七十二候をあらためて考えるといろいろ教えられることが多いです。

 今日は天地始粛、〈てんちはじめてさむし〉ですが、「粛」という漢字は、収めるとか、まとめる的な意味があって、キューッと気持ちを引き締める、外套を身体に引き寄せる、というようにも使うようです。
 粛々と、とかがそうでしょうし、粛清とか、厳しく、甘えなく、みたいにも使われます。

 天地始粛は、陽へと大きく広がった天地が、陰へと縮まり始めた、そういうイメージでは、ないでしょうか。

 時の流れを、読み続けた先人の知恵は学ばせてくれます。

 

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