画廊の楽しみ方ーーなんで画廊に足を運ぶのか(60)
版画のジャンルのひとの話をしましたが、わたしはメゾチントが、好みです。
画廊探訪の活動をはじめて、初めて会ったメゾチントの作家が、佐藤恵美さんです。
メゾチントは、ロッカーという道具で、銅版に目立てをします。そのままインクをつけてプレスすると全体が真っ黒になります。
そこから、目立てを削ったり、つぶしたりすると、インクがはじかれるので、そこが白くなります。
フカフカの絨毯の毛を立ち上げて、その上を指でなぞるようにして絵を描くのに似てるかもしれません。
闇の中に浮かぶボンヤリとした光のような感じが、大好きです。
日本では、海外に比較してメゾチントをやる方は、少なくないようです。竹淵愛留萌さん、林明日美さん、畠中彩さん、清水佳奈さん、福田美菜さんと、メゾチントの知り合いは、結構多くなりました。
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