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表現再考:白露 9月7日

台風でバタバタしていたと思ったら、気がつくと白露です。暑い日が続くと思いながら、すでに秋が始まっているのだという印象です。

 本朝の七十二候は、草露白(くさのつゆしろし) 草に降りた露が白く光る、鶺鴒鳴(せきれいなく)セキレイが鳴き始める、玄鳥去(つばめさる) 燕が南へ帰って行くで、景色の変化とともに、鳥の声、そして、燕が飛び去る姿と、静から動への変化として現れています。

 宣明暦では、鴻雁来 雁が飛来し始める、玄鳥帰 燕が南へ帰って行く、羣鳥養羞 多くの鳥が食べ物を蓄えるで、来るもの、去るもの、そして冬籠の準備ですが、まさに鳥に夏から秋への変化を仮託しています。

 数分の映画のようなものを思うと感覚の違いを感じます。


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