表現再考:鹿角解
ついに夏至に到りました。初候は日本では乃東枯ですが、宣明暦では、鹿が角を落とす、鹿角解です。
乃東はウツボグサで、その形態から、靫負から命名されたもののようです。
鹿が角を落とすといっても、鹿の角が落ちるのは春先で、八月頃に完成するようです。時期が合わないのですが、解がおちると読んで角としてはっきりするという意味なのかもしれません。
ただ、この鹿というのは、日本の鹿ではないようで、トナカイなどの北方の大鹿かもしれません。
地域も年代も離れたところで成立したものを、説明しようとするところに無理もあり、でも、面白さもあります。
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