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表現再考: 楓や蔦が黄ばみ、虫がみな穴に潜って動かなくなる

 ついに秋の季節も、最後の候です。楓蔦黄、はもみじや蔦が黄色くなるというの霜降の末候ですが、中国では、その一つ前の次候が、草木黄落ですから、少し変化が遅いのかもしれません。

 都会の住人としては、紅葉の変化というのは、街路樹や、神社や寺域、学校の銀杏などでしょうが、山では、大樹をつたうツタの色が変わります。
 足下では、落葉した葉の下では、虫の冬籠りが、始まってます。

 中国の七十二候では、虫がみな穴に潜って動かなくなるという蟄虫咸俯で、楓蔦黄と対応してるようです。

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