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表現再考:旧暦七月十五日、満月8月18日

 今日は旧暦では、七月の十五日で満月です。夏安居というのは、お坊さんたちが雨季を避けて一ヶ所に止まって一緒に修行することで、四月の十五日の翌日から始まり、七月の十五日、今日まで続くものだそうです。その夏安居の終わった僧たちに、食事を供用するのが盂蘭盆です。これは、お釈迦さまの、お弟子さんの目連が、母親が餓鬼道に落ちて苦しんでいるのを知って、母親を救いたいとお釈迦さまにすがったところ、夏安居の住んだ僧侶に、百味飲食五菜を供えて供養し、その力にすがるとよい、という説話から来ています。
 
 また、十二月晦日、六月晦日があるように、一年を二つに分けて、その始まりが一月と七月になります。この七月の満月の今日が、その日にあたるという考え方もあるようです。


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