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表現再考:夏と冬をわける春の日

 ついに春分がきました。言わずもがなですが、冬と夏、陰と陽の二つのものを乗せた天秤が、ちょうど吊り合うようなイメージの日ですね。

 美術作品を鑑賞しにいくと、真っ平な大地や水平線が、絵を支える大切な構図であることにも気づかされます。

 水平線から、太陽が昇り、そして、沈むまでの時間が、一日の丁度半分の日ですが、感覚的には、それよりも、バランスのとれた日という印象の方が強いです。

 いわば、真っ直ぐに横にひいた一本の線。

 小さな鳥が、造り始めた巣に向かって、真っ直ぐに飛ぶ日々もこれからでしょうか。

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