極寒の中で生きていた2匹のトノサマバッタ。

画像1 高野川の縁が氷ってます。2021年1月11日です。Googleフォトさんから、あれから2年、と表示されましたが、2年前の昨日ですね。
画像2 この日の明け方も含め、最低気温がマイナス4度くらいのが数日続いたのです。
画像3 鴨川沿いに下って、二条辺りまで来ました。そして、護岸下をちょっと歩いていると、ビックリすることが😳。
画像4 トノサマバッタのオスがピョンと跳ねたのです。まさかこの寒さの中、生き残ってるとは思いませんでした。寒い中、じっくりと羽化出来なかったのでしょう。左後ろ脚が失われ、右後ろ脚も湾曲してました。
画像5 更に驚いたことに、その2mくらい近くで、今度は、メスのトノサマバッタを発見。こちらも左後ろ脚が失われてます。数年、トノサマバッタの幼虫が晩秋に見られることがあり、それが成虫になって、根性で年を越すのを何度か確認していましたが、この2匹同時発見にはホントに驚きました。このメスの方は驚くべき長生きをして、4月まで元気、そして、何と御苑で翔び去って行く、という結末となります。詳しくはマガジンの鳴く虫手作り新聞に書いています。ちなみに、トノサマバッタも鳴くのです。
画像6 真冬でも、シロツメクサが咲いていたりします。
画像7 二条近くでユリカモメを確認することが多いです。昔は、高野川でも普通に見られたのですが、近年は鴨川の二条以南でくらいしか見かけません。
画像8 このトノサマバッタは、元々前年末か晩秋にでも保護していた個体。ウチで羽化させたのかも知れません。冬にトノサマバッタと暮らし、少なくとも梅を一緒に見に行くのは、数年続きました。温室みたいなところで育てれば、年中見られることでしょう。寒い京都でも、3月上旬に緑の大きなメスを発見したこともあり、自然状態でも、一年中居る状態に近づいてる感じです。本来は5月に第1化が現れ、その後第2化が晩夏か初秋に発生。そして、その後3化目が続けて出てしまうことで、冬でも見られることに繋がっているのです。

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