昨年の今日、バッタたち。

画像1 京都市の鴨川沿いでは、トノサマバッタは多化性で、早ければ5月の頭から成虫が見られ、夏、秋、晩秋にも見られます。晩秋に生き残った成虫が年を越し、極寒の野外で発見、ということも何度か経験してます。南九州での越冬トノサマバッタの記事を拝見したことがありますが、京都の冬は寒いのです😅。よく頑張れるなあ、と感心します。ちなみにこの個体は亜終齢幼虫で、次の脱皮で終齢、その次で成虫となります。
画像2 ミントの葉っぱの真ん中ちょっと上、そして、ほぼ同じ高さを左の方へ視線を移すと、2匹の小さなバッタが写ってます。ここ数年で爆発的に増えた外来種・アカハネオンブバッタの若齢幼虫です。従来のオンブバッタは、夏以降に孵化して、秋に成虫となるのですが、このアカハネは、初夏あたりが発生のピークのように思えますが、実は一年中いるのです。この2匹は、このまま初夏に活動し、時期をずらしたもの達は夏、秋に出現、そして、越冬に関しては、卵でも幼虫でも成虫でも可能。つまり、この2匹の横に成虫がいてもおかしくないのです。
画像3 鴨川沿いの護岸下にはいくらでもいる、ヒシバッタ。これまた、成虫でも幼虫でも卵でも越冬します。バッタも色々です。

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