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円安時代到来 | 資産を守るために今の私ができること

今日のnoteは、今年の春から月1のテーマで書いている「 #私の株式投資 」に関連した内容で、投資に関わる記事を書いていきたいと思います。

この1か月で季節も秋から冬、いや、夏から冬に一気に変わりました。最近はもうほんと朝晩が寒い!朝のジョギングもそろそろ冬装備に衣替えかもな?!と思うようになって来ています。

株式相場もここ1か月でだいぶ様相が変わって来ました。10月はアメリカので金利引き締めが更に続くんじゃないか?との思惑が強く、相場全体も弱気ムードが漂い、株価も下落傾向が続いていました。しかし、先週発表された米消費者物価指数(アメリカでモノがいっぱい売れているかどうかの状況。CPIと呼ばれる。)の結果を受けて、上昇局面にようやく戻ってきた感じです。

日本の株式相場もアメリカに引っ張られるように全体的に上昇。ちょうど決算シーズンで、日本の多くの企業では中間決算がここ数週間発表されて来ていますが、全体的に良好な決算内容や株主還元方針の発表が続いているように感じています。つまり、まだまだ日本も捨てたもんじゃないな!ってところです。

とはいえ、なんといっても気になるのは、もはや常態化してしまったこの円安状況です。

Google Financeから引用 | 2023年11月19日現在

多少のガタガタはあるものの、なんともまぁ綺麗な右肩上がり!年初時点では1ドル=130円だったのですが、今や当たり前のように1ドル=150円になってしまいました。

日銀や東証も頑張っていて、YCCを修正したり、株主還元の強化を促したりと、外国での金利上昇についていこう、日本に投資マネーを引き込もうとしていますが、まさに焼け石に水。なかなか下がってこない状況です。(もはや為替介入くらいしか手はないのか・・。)

年末が近づいて来たので、ふるさと納税あといくらくらい行けるのかな?って思いまして、今年の想定年収を計算してみたんですが、その際ふと思って、「あ、もし自分がアメリカに住んでいるとして、米ドルで今の年収を考えてみたら、前年からどれくらい増えているんだろう?」って、ちょっと興味本位で計算してみたんですよね。

計算式はこんな感じです👇

米ドルベース・・・・・・での昨年からの給料上昇額

((2023年の想定年収÷150円[現在の為替レート]) - (2022年の年収 ÷ 130円[昨年末の為替レート]) 

これ、是非皆さんもやってみてください。びっくりする数字が出ますよ。イメージをお伝えするため、仮の想定で書いてみますね。

もし2022年の年収が900万円だったとして、2023年が昇進もあり1,000万円になったとします。この場合で計算するとこんな感じです。

(10,000,000÷150) - (9,000,000÷130) = -2,564ドル

日本円に換算すると、約-38万円!!

えっ?!マイナス??って思いますよね?日本円で100万円も増えてるのに?!と。。いえいえ、そうなんです、実際計算するとマイナスになるんですよ。これが嘘偽りない現実・・です。

このように、年収がそこそこアップしている人であっても、外国に住む人から見ると、可哀想な状況なのが今の私たちなんですね。日本はもはや先進国とは言えない状況だよなぁと、この数字を見てしみじみ思いました。

だいぶ前置きが長くなってしまいましたが💦、今日のnoteではそんな円安の状況を受けて、じゃあ私たちはどう、この状況を打破していけるのか?について、私なりの意見を書いてみたいと思います。


① 金融資産の一部を外貨で持っておく


手っ取り早く思いつくのはこれです。日本円が弱いのなら、米ドルやユーロなどの外貨で金融資産を持っておく。これは1つの手段ではありますが、案外難しいのが、じゃあどういった方法が考えられるのか?ってことです。

  1. 外貨預金(普通・定期)

  2. 外貨仕組預金

  3. 外国株式投資

  4. 外国債券(社債・国債)

他にもFXなどありますが、よりリスクが高い手法となるので、ここでは上記4つだけにしておきます。

これまで投資をしたことのない人にとって、恐らく一番選びがちなのが、1の外貨預金でしょう。何を隠そう、私自身、以前は大量にこれをやっていました。

外貨預金も悪くないと思います。ただ、実質的にただ為替リスクをヘッジ(良くも悪くも軽減)しているだけなのと、リスクを取らないと勝手には増えないというのは、他の金融商品と同じです。(普通預金→定期預金→仕組預金の順でリスクも利率も上がる)

それに加えて、外貨預金にはいくつかのデメリットが実はあるんですね。

  • 売買手数料が嵩む(売買往復でそれぞれ手数料がかかる)

  • 資金を流動させづらい

  • 期間固定(途中で切り崩しづらい)

  • 銀行破綻時に保護されない

私も以前は知らなかったのですが、国内の銀行が提供する外貨預金というのは、実際に外貨を買うことではなく、その銀行の外貨預金という商品を買うことなんですね。なので、旅行時に現地(外国)で現地通貨として引き出したり、誰かに外貨のまま送金したり、はたまた外国株投資や国債購入にそのまま使うことはできないのです。

これを知ってから、一気に外貨預金をやらなくなりました。

じゃあどうすれば良いのか?ってことですが、一番リスクが低いと思うのは、外国(もっと言えば、米国債)の国債購入かな?と私は思います。

国債って一般人からすると「馴染みがなくて、ようわからん!」となりそうですが、正直銀行預金と感覚的にはあんまり変わらない感じかな?って個人的には思っています。

米国債ならアメリカという国に対してお金を貸してあげること。定期預金と同じで、3か月、6か月といった短期から10年、30年といった長期まであります。

国債って日本だと、銀行の定期預金と同じで、年1%以下の利率だったりしますが、アメリカだと今や年4%とかめちゃくちゃ高い金利がついています。(なお、これはたぶん今だけです。)

金融機関を通じてアメリカに直接お金を貸すので、仮に金融機関が潰れても、アメリカ自体が財政破綻しない限りは資産は守られるんですね。

また、案外知られていないんですが、買った国債は、いつでも売買が可能です。簡単にいうと株式と同じように日々交換トレードが行われていまして、レートが変動しています。

バンガード社が運用する米国長期国債インデックスファンドETFの推移 | 今が底値?

こうやって聞くと、より株式投資に近い感じがしますが、実質的には、今の金利ベースを考えると、将来的にはよほどの円高が進まない限り損をする可能性は低いのではないか?と私は思います。

現在の150円という為替水準は若干気にはなりましたが、一旦私も米国債購入に挑戦してみました!今後の展開を楽しみに見守りたいと思います。

② 株式投資、手堅くいくなら全世界株


投資をやっている方なら皆さんご存知の通りですが、株式投資で最も信頼がおけるのは、全世界株インデックス投資信託へのつみたて投資だろうと思います。

こちらも米ドルでの運用になるので、基本的に日本円一択の貯金よりも円安局面には効果が高く、比較的安全な投資方法です。

S&P500とも比較されることが多く、最初の頃は私もあまり違いを細かく認識せず投資していましたが、S&P500の場合、アメリカ国内企業に限る、かつその中でもいわゆるGAFAM(海外では、これにエヌビディアとテスラを加えてマグニフィセントセブンと呼ばれる)の比率が高いので、「アメリカのハイテク株はこれからちょっとな・・・」と思う人は、全世界株の方が良いと思います。(日本、ドイツ、イギリス、中国などにも有望な企業はありますからね!)

こちらもお金が必要になれば、いつでも切り崩せるので、とても利用しやすい資産防衛方法の1つになろうかと思います。

eMAXIS Slim 全世界株式の5年間推移 | https://emaxis.jp/fund/253425.html より引用

③ とはいえ、日本株がこれからは熱い!(はず)


円安なのに日本株?!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、やはり日々私たちが生活している場所はここ日本であり、キャピタルゲイン(株価上昇による利益確定で生じる利益)やインカムゲイン(いわゆる株主配当)が生活にそのまま使える日本円で戻ってくる日本株って、やっぱり魅力的だな〜って思います。私たちのより近くにあるお店やサービス、モノだったりもしますからね!

本来、日本企業が儲かっていれば、その恩恵は、従業員に還元され、ひいては日本国民に還元されるはず・・なんですが、今までは、その儲かった日本企業だけがごっそり利益を貯め込んでいたんですよね。。

ですが、明らかにその流れが変わろうとしてきています。外国からも含め、資金を呼び込むために、株主還元をより鮮明に示す企業が多くなってきました。配当金の増額、自社株買い、株式分割

そこに加えて最近は、SBI証券と楽天証券で始まった日本株手数料無料化という強い味方が加わりました。さらには、来年からいよいよ新NISA!これによって日本企業が儲かった恩恵を、そのまま最大限受けやすくなるんですよね。

新NISA。今必死にスタメン(スターティングメンバー)を考えています。2023年のレギュラーメンバーを一部残しつつも、新規メンバー(新規個別株銘柄)も加えていく予定です!(またどこかで公開しようかな?!^^)

ただ、ちょっとお伝えすると、キーワードとしてはこんな感じでしょうか?

  • 再生可能エネルギー

  • EVシフト

  • 次世代ヘルスケア

  • インフラ対策(国土強靭化) ^^

色々あるけど、まずはやってみよう!


長くなってしまいましたが、今日の結論はこちらです!4月に投資に本格参入してから、多くのことを学べました。失敗もしたし、成功もしましたが、何よりも、今までに比べて世の中の流れや仕組みがより理解できるようになったことで、インフレ、老後2,000万円問題など、将来への漠然とした不安が明らかにグッと減ったように感じています。

個別株(国内、外国)、投資信託(インデックス、アクティブ、ETF)、米国債。どれもまだ始めたばかりではありますが、これからも私は自分らしい安全性と挑戦心を併せ持った自分らしい投資を続けていきたいと思います!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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