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歴史的な8月相場を振り返り、今後の投資戦略を考える

こんにちは!今日のnoteは「#私の株式投資」に関する記事を書いていきたいと思います。

いやぁ〜8月は歴史的な1か月でしたね。1か月前のちょうど今頃、日銀の政策金利の引き上げ発表にたんを発し、アメリカでの景気悪化懸念などの複合的要素も絡み合い、8月5日にはこれまで見たこともない大幅下落(植田ショックとか日本版ブラックマンデーなどと呼ばれています)が起きた月でもありました。

ただその後はどうなったかというと、皆さんもご存知のようにその下落を取り戻すように急激に株価上昇へと転換。「あれはなんだったの?」と思わせるくらい、一気に戻した形となりました。振り返る意味でも、この1か月の日経平均のグラフを載せておきますね。

結局月初の水準に全戻しとなった日経平均株価
(Google Financeより引用)

終わってみれば「はい、そうですか。」って感じですが、資産のうちそれなりの金額を株に投じていた身としては、この8月5日の下落は相当なインパクトがありました。「これはどこまで落ちるのだろう?」と。昨年本格的な株式投資を始めた私にとっては、これが身をもって体験した初めてのショックでしたからね。

前回の記事でも書いたように、私はこのショックで自分なりのセオリーを持って売買アクションを行いました。含み損にはならなかったものの、急下落後の大幅上昇の恩恵をあまり得られないという選択を結果的にすることになったんですよね。(まぁ簡単に言えば失敗です😢)でも、そのぶん身を持った・・・・・学びも多かったなと感じています。

今日のnoteでは、その学びについて書くと共に、学びを踏まえた今後の私の投資戦略について書いてみたいと思います。


「大幅下落」=「売り」は間違った判断?


一般的に大幅な下落こそ買いを入れるチャンスとよく言われます。実際8月5日の下落時に株式を買い足した方もいらっしゃると思います。(だからこそ取引が成立しているわけですが。)

一方で私がとった行動はその逆、大幅下落で相当数の株式を売却しました。現在の株価から見れば完全に馬鹿げた行動だと思われても仕方ないですが、それはあくまで"結果論"であって、私が当時置かれた状況から鑑みると、自分自身、決断は正しかったと思っています。

なぜそう考えたかというと、私には当時、次のような状況や信念があったからです。

  • 知人の企業に追加投資することにしたので、急に現金が必要になった

  • 特定口座は一定のセオリー(◯%以上含み損が出たものは売却する)に従い損切りすると決めていた

このうち、特に1点目が急浮上したことが大きな要因だったと思います。(多分これがなければ、Hold比率ももっと増やしていたと思います。)もし、このまま下落が止まらず更に下げていった場合には、知人の企業への投資に回せる資金の捻出がより厳しくなっていましたからね。

リスクマネジメントの観点からも、「いったん整理する」という決断は、妥当な判断だったように考えています。

一番の反省は、買い足せなかったこと


株を売っておいて、逆のことを書いているようにも思えますが、今回の一番大きな学びはこれでした。

売ってしまったのは上記の状況からある意味仕方なかった。ただ一方で、裏での買い足しまで気が回せていなかった、そのための資金が確保できていなかったというのが今回一番大きな問題でした。

どういうことかというと、新NISA枠はほぼ使い切っており買い増しできる枠がほとんど残っていなかったこと。これがまず1点。更に、20万円ほど残っていた成長投資枠に目が向いておらず、下落時に買い増しまで頭が回せていませんでした。これが今振り返ってみると、一番の大きな判断ミス(認識不足)だったなと感じています。同様に特定口座についても「下がったら買い」と考えていたある銘柄に買い注文が入れられていなかったこと。(その後笑うほど上昇w)これも後々後悔が響きましたね。

なぜこのようになってしまったかを考えると、それはひとえに株に資金を突っ込みすぎていたことが原因だったなと感じています。簡単に言えば余裕資金に対し、株を持ちすぎるという状況を漫然と続けていたということです。

いつでも買い増しを行える状況を作り出すには、当然ながら余裕のある・・・・・現金をいつでも一定額確保しておく必要があります。そのためには「リバランス」と言って、常に現金と株の割合を見直しておく必要があるわけです。株に傾倒しているなと感じた時には、一部を売却し現金に戻すということ。これも資産運用を上手に行う上で大切なことだなと改めて感じました。

失敗を踏まえた上で今後の戦略


とまぁ、いろんな失敗やら学びやらのあった今回の一連の出来事でしたが、ある意味ガチャガチャやってみた中で見えてきた私らしい投資スタイルというのもありましたので書いてみたいと思います。

投資に回す資金は腹八分目、いや五分目くらいがちょうどいい

ここまでにも書いてきたことですが、今まではちょっと株を買いすぎていたなと感じました。株価チェックは、私の日課の重要事項の1つになっていましたし、増えた・減ったで結構一喜一憂することがこれまでは多かったんですよね。

ですが、今では株の資産割合もだいぶ減らしたので、ある意味上がるも下がるも正直どっちでもいいや、ってな感じになってきています。(下がっても上がっても微々たるもの)これは気分的にかなりラクになりました。

今回私の中で起きた変化の1つ、それが含み益に対する考え方のパラダイムシフトです。

今までは「含み益」=「自分の資産の一部」と思っていたのですが、その考え方が根底から変わりました。含み益は確定しない限り資産ではないと。あくまでも自分の投資タイミングから現在までを示す指標の一つに過ぎないのだと。

当たり前のことといえばそれまでかもしれませんが、これに気付けたことは大きかったように思います。はっきり言って含み益は、普段の生活に何も影響を与えないですからね。(あえていうなら、「自分は勝てている」というなんとなくの安心感・自己満くらい?)

だとすると、含み益で儲かったと勘違いするより、投資に回せる余裕資金を増やすことに集中した方がいい。具体的には本業の仕事を頑張る、インカムゲイン(配当)で現金を増やすなどによりフォーカスし、下がったらいつでも買い増せまっせといった状態にしておくこと、こちらの方が健全な姿勢と言えるのかもしれないなと感じました。

投資銘柄は絞る

実は大幅下落の8月5日を迎えるまでは特定口座でも国内外合わせて30銘柄くらい持っていました。(持ち過ぎw)

でもこれだと正直管理が難しいし、何より今回の大幅な下落時にゼロイチの判断(つまり全部売るか、Holdするかの判断)になっちゃうんですよね。

実際、私が持っていた銘柄のほとんどは単元100株だったので「全売却」が基本選択肢になりました。幸いにもこの下落でも生き残った株というのが、以前から保有していて株式分割をしてくれていた銘柄。

「100株だけは残しておくか」といった惰性的な判断が結果として、ダメージを最小限に留めてくれました。

これは値上がりの際の売却にも同様のことが言えて、保有分の一部だけを売却という判断ができるので、売買を行う予定のもの(特定口座の保有株)は、選別して持った方がいいなと感じました。

今は基本、様子見姿勢を継続

月も変わり、9月相場に入る週明けより株式売買が活発化してくる可能性がありますが、慎重に判断を行う場面だなと思っています。というのも、現在の日経平均は、日本円ではまだ最高値まで少し余地がある感じですが、ドル建てで見た場合は、最高値近辺まで戻ってきている状況だからです。

ドル建て日経平均は3月7日につけた今年最高値付近まで上昇
(Kabutanより画像引用)

アメリカの政策金利は、すでに9月利下げが株価に織り込まれており、ソフトランディングの期待も高まりつつありますが、読めないのは日米の来年以降の首脳がどうなるか?です。これによって株価も大きく動揺して動く可能性がありますし、何よりも世界の緊迫した情勢(戦争など)にも影響を及ぼす恐れがあります。そうなると一気に不安が高まり、8月に起きたものまでとは言わないまでも、また下落が来る可能性もあるなと私は見ています。

こうした状況を踏まえると、以前の私のように株式に傾倒するのはあまり得策ではない気がしています。本業のボーナスや来年の新NISA枠もまだ先ですので、今は様子見を継続し、来年の相場に向けた準備を行っていきたいと思います。

今はYouTubeを見ていても自民党総裁選で色々と動きがあります(かつ割と面白いです)し、それが終わったら解散総選挙、米大統領選挙と、政治関連のトピックが目白押しとなりますので、どちらかというと、株・経済よりも政治の方をこの秋の楽しみにしていきたいと思います!

競馬好きなので、こういう表現方法はたまりませんw
(文春オンラインより画像引用)

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

おまけ


正直、少しこのところ株式投資に対して気が滅入っていた場面もあったのですが、今回もミスチルの新曲に助けられた気がします!何より、明るい気持ちになれるメロディー、ドラムのリズムが素晴らしいです。歌詞も染みるので是非!😆

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