見出し画像

特措法に基づく時短命令の違憲訴訟を提起へ

 緊急事態宣言が3月21日で解除されることが決まった後の3月18日、東京都は時短要請に応じていなかった都内約2000店舗のうち、27店舗に対して新型インフルエンザ等特別措置法45条3項に基づく時短「命令」を発出しました。
 先月、休業・時短営業の命令を可能とする改正特措法が施行され、初めての適用となりました。

 命令対象となった27店舗のうち26店舗が、インタリアンレストランなどを展開する株式会社グローバルダイニングでした。
 同社は3月18日から解除される21日までの間、命令に従って時短営業を行うことにする一方、22日に東京都に対し、違憲・違法な時短命令に基づく国賠訴訟を提起する意向を固めました。
 当会発起人の倉持麟太郎弁護士、金塚彩乃弁護士が訴訟代理人となります。
 あわせて、社会問題解決型訴訟支援サイト「call4」でクラウドファンディングも行うことになりました。

 この後、当アカウントで提訴の記者会見(司法記者クラブ 3月22日12時30分〜)の模様をライブ配信する予定です。

<関連記事>
時短命令受けた「グローバルダイニング」、都を提訴へ 特措法に基づく対応を批判(弁護士ドットコム 2021/3/19)
コロナ時短命令は「違法」 飲食チェーン、都提訴へ(産経新聞 2021/3/20)
時短営業命令「憲法違反では?」 外食大手「グローバルダイニング」が都を提訴へ 長谷川社長「都合の悪い内容に懲罰を課すということ」(夕刊フジ 2021/3/20)
時短命令は違法か グローバルダイニングが東京都提訴へ(日本経済新聞=共同通信 2021/3/20)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?