見出し画像

魂の三分説ってなんだろう?

これは、人間の魂は「理性」「意志」「欲望」で構成されると云うプラトンによる説の事で、これは「魂の三分説」と言いました。

そして、「知恵」「勇気」「節制」はの3つの徳から生まれる「正義」とは、プラトンいわく社会の為になると説いています。

「理性」が御者となり、「意志」の白い馬を励まし、「欲望」の黒い馬を抑制して、前へ進まなければならないと言います。

①頭に「理性」 ②胸には「意志」 ③お腹の中に「欲望」。

「理性」が、「意志」と「欲望」のバランスをとりながら前へ進まなければならず、「意志」の馬は上へ上へと昇って行こうとするのに対し、「欲望」の馬は、下へ下へと降りていこうとする。

プラトンは、「理性・意志・欲望」が正しく働くと、それぞれ「知恵・勇気・節制」に「正義」を加えた「4つの徳」が成立し、これを「四元徳」と呼びました。

つまりは、
①の「理性」が「知恵」となり、
②の「意志」が「勇気」となり、
③の「欲望」が「節制」へと変性する事で、
=「社会的正義」の徳が醸成される(四元徳)。

次回は、「四気質説」についてお送りします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?