天極星が回る月は怪談強化月間
私は、午未天中殺なので毎年、6月初旬から8月初旬が天中殺月になります。
今年の6月は干支暦で示すと『甲午』でした。
この『甲』に当たる部分は、日干が甲の私にとっては貫索星ですが、これは十干で10種類しかないため、毎年ずれていき、8月が貫索星の時があれば、10月になる時もあります。
でも十二支の『午』は必ず6月であり、私にとっては『天極星』という十二大従星になります。
天極星は死者の星です。
算命学には『旺相休因死論』というものがあって、各従星のエネルギーを5分類したものです。最後の死の位のカテゴリーには、以下の3つの星があります。
死人の星=天極星
墓に入る=天庫星
彼の世=天馳星
これらは無意識の世界の星なので、精神的な内面の世界で力を発揮できます。
ようするに目に見えない世界に没頭していくということです。
そのせいか、もともと怖い話が大好きな私は、6月になると無性に怪談が読みたくなるのですねぇ。
でも世の中的には、幽霊の書き入れ時(?)はお盆で、ずいぶん少なくなった心霊番組が放映されるのも、8月がメインですね。
もっともテレビの方は、CGを多用したお粗末な人工幽霊ばかり出てくる特番が多いので最近はあまり見てませんが、私が毎年楽しみにしてるサイト『ほぼ日怪談』も、8月の1ヶ月間だけの更新です。
でも8月は私にとっては『天馳星』で、仕事が忙しくて、あちこち飛び回っているので、それどころじゃないのです。
その点、6月に回って来る天極星はエネルギー値も2点と低く、天中殺と梅雨も重なってあまりやる気の出ない時なので、過去の『ほぼ日怪談』を読み返したり、図書館で怪談本を借りて読み耽るのがとても楽しみになっています。
(これ中々面白かったよ)
(松原タニシさんは、天極星を持っています)
私は怪談をエンターテイメントとして楽しんでるので、彼の世があるかどうかとか、幽霊がいるかいないかなんて議論はどうでもいいのですが、どこかの教授のように、やたら否定したがる人がいますね。
そういう人は、死の位の星や精神の星が全くないのかもしれません。(要検証)
でも、目に見えるものが全てという生き方は、息苦しくないでしょうか。
死んだら即無になる、という考え方も否定はしませんが、それだと死ぬのが無性に怖くなる気がします。だって全てが一瞬で無に帰すのですよ?
もし実際そうだとしても、怖いと思っていた自分は死んだ瞬間に無くなるので別に問題はないのですが…。(デカルトの『我思う、故に我在り』ですね)
しかし、現在生きている私たちは、生者の立場でしか彼の世を考えることしか出来ません。
それなら、『死んだら先に逝った愛する人やペットに再会できる』と思える方が、精神の安寧を手に入れられて、よっぽど健全な気がするのです。
ということは、逆説的ですが、彼の世は生きてる者のためにある世界なのですね。
なんか話が哲学的になって来ましたが、ここで最近イチ押しの怪談漫画サイトをご紹介します。
【漫画】トラックドライバーの怪談
私と同じような怪談好きな皆さま、ぜひともお楽しみください。